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カチオン性パラジウム錯体触媒を応用した新規イオウキラルシントンの創製

研究課題

研究課題/領域番号 09650954
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 合成化学
研究機関名古屋大学

研究代表者

村田 静昭 (村田 静明)  名古屋大学, 大学院・人間情報学研究科, 助教授 (50157781)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードパラジウム錯体 / 触媒 / ホスフィン配位子 / アルカンスルフィン酸 / ポリシクロペンタジエン / ^<31>P NMR / ヒドロスルフィン化 / ヒドロシラスルフィン化 / パラジウム / トリフラート / カチオン錯体 / ホスフィン / アルケン / 二酸化イオウ / ヒドロシラン / カチオン性パラジウム錯体 / 重合 / シクロペンタジエン
研究概要

パラジウムトリフラートと2当量の2座ホスフィン配位子(R_2P(CH_2)_nPR_2:n=1,2,3)または2座ピリジン配位子(bipy;phen)との反応により、カチオン性パラジウムトリフラート錯体(L_2Pd^<2+>(OTf^-)_2))を高収率で合成することができた。4当量の1座ホスフィン配位子(R_3P)との反応では、アセトニトリルが共に配位したカチオン錯体(L_<4-n>(CH_3CN)_nPd2^+(OTF^-)_2))が得られた。この時の生成物の構造は、リン原子上の置換基(R)によって異なった。トリn-ブチルホスフィンでは4個配位したものが、トリt-ブチルホスフィンおよびトリフェニルホスフィンでは3個配位したものが、またトリi-プロピルホスフィンおよびトリシクロヘキシルホスフィンではホスフィンが2個しか配位しない錯体のみが得られた。得られたトリス(トリフェニルホスフィン)アセトニトリルパラジウム(2+)錯体は、アセトニトリル中で^<31>P NMRを測定することによって、配位子の解離に基づく動的な平衡状態にあることを見出した。以上の結果について、第45回有機金属化学討論会(1998年東京)にて発表した。
2座ホスフィン配位子を有する錯体は、アルケンの二酸化イオウと水素によるヒドロスルホニル化反応、およびシクロペンタジエンの重合反応において触媒活性を示すことを見出した。ヒドロシランと二酸化イオウを用いるヒドロシラスルホニル化反応によるアルカンスルフィン酸シリルエステルの合成反応の条件を検討中である。カンファースルホン酸から光学活性アルカンスルフィン酸シリルエステルを別途合成し、安定性を確認中である。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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