研究課題/領域番号 |
09651019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 長崎総合科学大学 |
研究代表者 |
慎 燦益 長崎総合科学大学, 工学部, 教授 (20086391)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 転覆 / 海水打ち込み / 漁網移動 / シミュレーション / 傾斜船 / 滞留水 / 復原性 / 横安定性 / 連成運動 / 船体運動 / 縦波 / 横波 / 横傾斜 / 縦運動 / 横運動 |
研究概要 |
本研究では、 1.船舶の初期要因として考えられる積み荷や漁網等の横移動による傾斜状態での転覆現象を明らかにするために、縦波中で横運動と縦運動が連成する傾斜船の連立方程式を導いた。また、模型船を用いた水槽実験で、縦波中で横運動と縦運動が連成する現象を確認し、連立方程式の妥当性を検討したが、説明できるまでには至らなかった。 2.縦波中において横揺れを含む横運動と縦運動が連成する場合の連成運動方程式を用いて、縦波中の横運動、特に転覆に関係の深い横揺れと転覆現象をシミュレートするためのコンピュータ・プログラムを作成し、コンピュータ・グラフィック上でのシミュレートを試みたが、検討しなければならない問題はあるものの、可能であることを示した。 3.転覆の原因とみられる漁網の移動と転覆の関係について、実船の転覆事故を例に、転覆の原因と機構を明らかにし公表した。 4.研究の過程で検討した、転覆の最も大きな要因とされている甲板上への海水打ち込み水量の推定法について実験結果とともに公表した。
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