• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

流電電位法データの3次元逆解析

研究課題

研究課題/領域番号 09651030
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 資源開発工学
研究機関九州大学

研究代表者

水永 秀樹  九州大学, 工学部, 助教授 (40226246)

研究分担者 牛島 恵輔  九州大学, 工学部, 教授 (00038001)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード流電電位法 / 3次元モデリング / インバージョン解析 / 傾斜坑井 / 4次元探査法 / 流体流動電位法 / 自然電位データ / 見掛比抵抗データ
研究概要

流電電位法は坑井を利用して地下深部から電流を流し,これによって生じる電場を地表の電極で測定する坑井-地表間(hole-to-surface)の探査法である。この方法の特長は,1個の電位電極を移動するのみの簡単なフィールド調査で広い調査範囲を効率良く測定できる利点がある。しかし,測定データを定量的に解釈する場合には3次元モデルに対する数値計算および逆解析のプログラムが必要となる。
九州大学では,深部地下資源を直接探査するために坑井のケーシングパイプを線電極とする流電電位法を世界に先駆けて開発している。さらに,これを発展させた流体流動電位法を発明した。この流体流動電位法を生産井や圧入井へ適用すれば,坑井周辺地域の浸透流の挙動や流体の分布を3次元的に可視化できることが確かめられた。しかし,このような(空間,時間)の4次元探査法では毎時1,800回の割合で,流電電位および自然電位の測定データが取得されるために,これらの膨大データを効率良く解析できる3次元逆解析のソフトウエアの開発が急務であった。したがって,本研究では,まず任意の傾斜坑井(水平坑井)に対する流電電位法の基礎式を導出し,次いで差分近似法による3次元モデリングのプログラムを開発し,さらに非線形最小二乗法による逆解析により地下の比抵抗構造を3次元的に求めるソフトウエアを開発した。本研究の成果を実際のフィールド調査へ適用して,地下深部の浸透流の挙動をリアルタイムに可視化することができることを確かめた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 水永秀樹・牛島恵輔: "電気探査法による遺跡の3次元イメージング" 文部省科学研究費 重点領域研究 遺跡探査. 第5巻. 223-234 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 水永秀樹・牛島恵輔他: "多層構造中の電流源による理論電位の計算" 物理探査. 50巻1号. 29-37 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Mizunaga,H.,Ushijima,K.,: "3 D Modeling ant Inversion of SP Data" Proc.The 3rd Well Logging Symposium. vol.3,N. 1-5 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Jisong,L.,Mizunaga,H.,: "Interpretation of Mise-a-la masse Method Data Using Nearal Network" Proc.Int.Sympo.on Engineering and Environmental Geophysic. vol.1. 221-226 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Ushijima,K.,Mizunaga,H.,: "Fluid Flow Monitoring of EOR Process by Electrical Prospecting" Proc.67th SEG Annual Meeting. INT4.5. 651-653 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 牛島恵輔・水永秀樹他: "電気電磁探査法の3次元モデリング・インバージョンに関する研究" 石油公団石油開発技術センター(受託研究報告書). 1-110 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi