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ツマグロヨコバイの逆相関交差抵抗性に関する生理・生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09660046
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物保護
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮田 正  名古屋大学, 農学部, 教授 (20023476)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードツマグロヨコバイ / 逆相関交差抵抗性 / N-メチルカーバメート剤 / monocrotophos / アセチルコリンエステラーゼ / アリエステラーゼ / Rmc系統 / モノクロトフォス / スクリーニング / 有機リン剤 / カ-バメート剤 / 抵抗性 / AChE
研究概要

ツマグロヨコバイのN-メチルカーバメート剤及び有機リン剤抵抗性の主要因が、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の薬剤感受性低下であるこことは既によく知られている。本研究では、個体毎にAChEの薬剤感受性を簡単に測定する方法を確立するとともに、本方法が、AChEの薬剤感受性低下による抵抗性のモニタリング法として有用であることを示した。更にin vitroでのAChE阻害において逆相関交差抵抗性を示す薬剤の組合せのスクリーニングを行い、N-メチルカーバメートと有機リン剤のmonocrotophosとの間に逆相関交差抵抗性の関係があることを発見した。しかし、殺虫試験の結果からは、この関係を確認することは出来なかった。そこで、N-メチルカーバメート剤抵抗性遺伝子を感受性系統に導入したRmc系統を育成し、同様な試験を行った結果、N-メチルカーバメート剤とmonocrotophosとの間には、逆相関抵抗性の関係があることが確認された。野外の抵抗性系統を用いた殺虫試験で逆相関交差抵抗性が認められなかったのは、野外抵抗性系統における高活性のアリエステラーゼ(AliE)の結合蛋白としての作用によるものと考えられた。各系統ツマグロヨコバイの交配実験から、6種のAChEアイソザイムを確認した。また、感受性及びN-メチルカーバメート剤抵抗性ツマグロヨコバイ頭部よりAChEを分離精製し、それぞれ3000倍に精製されたAChEを得ることが出来た。これらの生理生化学的性質については、両者で大きな違いが認められた。今後は、AChEの阻害における逆相関交差抵抗性機構を分子レベルで明らかにする予定である。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 本間 保男: "植物保護の事典" 朝倉書店, 509 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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