研究課題/領域番号 |
09660047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田中 利治 名古屋大学, 農学部, 助教授 (30227152)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 寄主特異性 / host specificity / endoparasitoid / stage specificity / Cotesia kariyai / Cotesia ruficrus / Pseudaletia separata / カリヤコマユバチ / イネヨトウコマユバチ / ポリドナウイルス |
研究概要 |
体内捕食幼虫寄生バチは、鱗翅目幼虫を寄主とし、寄主体内で発育を遂げるが、そのとき同時に寄主も発育するという特徴を持つ。このとき寄主自身の発育に奇主のもつ資源を使われたのでは、寄主体内での寄生バチの発育は保証されない。そこで寄主の発育は最小限に抑える必要がある。アワヨトウのような鱗翅目幼虫は、幼虫期に精巣を発達させるため、これらを寄主とする寄生バチにとっては余分な発育となる。ここで用いたカリヤコマユバチは、雄の寄主幼虫に寄生するとその精巣の発育を寄生時から止めて少ない寄主資源を確保する。寄主精巣細胞中で発現し、精巣の細胞分裂を停止する働きは、ポリドナウイルスにあり、寄主精巣中で発現しているポリドナウイルス遺伝子にRNaseT2の活性基がふくまれていることを突き止めた。さらにどの様な仕組みでRNaseT2が細胞分裂を停止し、細胞を壊すのかを明らかにしていく。 またさらに、それぞれの寄生バチのポリドナDNAをプローブにして、相互の寄生バチのポリドナDNAに対してサザンハイブリダイゼーションを行ったところ、多くのフラグメントで強い反応が検出できた。イネヨトウコマユバチに対するカリヤコマユバチのポリドナDNAのプローブでは、13.8で強く、16.8、14.7と15.1,21.2kbpの大きさの4つの分節DNAとハイブリした。逆の組み合わせでは、さらに多くの11個の分節DNAと反応した。このシークエンスは現在行っている。さらに、これらの分節現在すべてシークエンスしているところである。
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