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強酸性土壌微生物のアルミニウム耐性機構

研究課題

研究課題/領域番号 09660068
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関九州大学 (1998)
鹿児島大学 (1997)

研究代表者

金澤 晋二郎  九州大学, 農学部, 教授 (10011967)

研究分担者 TAKENAKA Satoshi  Kagoshima University, Department of Agriculture, Student
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルミニウム耐性微生物 / アルミニウム耐性糸状菌 / アルミニウム耐性酵母 / 茶園土壌 / 酸性土壌 / 活性化アルミニウム / アルミニウム添加寒天平板 / 組換植物 / 強酸性土壌 / AI耐性植物 / AI耐性糸状菌 / 遺伝子 / AIストレス
研究概要

近年、酸性雨などにより土壌の酸性化が進行している。酸性土壌における作物の生育阻害要因に活性化アルミニウムが挙げられる。アルミニウム(Al)による障害を避けるために、Al耐性植物を作出することが試みられている。本研究では、植物に導入が比較的容易な真核微生物であるAl耐性糸状菌および酵母を強酸性土壌(茶園)から単離することを試みた。強酸素では寒天が固化しないので、強酸性で生育する微生物の研究の全て液体培地で行われていた。
そこで、まず強酸性でも寒天が固化する調整法を考案した。次いで、本寒天培地を用いて、次のような実験を行った。即ち、糸状菌単離用には、pH3.0のローズベンガル・ストレプトマイシン寒天培地、酵母単離用にはpH3.5の麦芽エキス酵母培地を用いた。
その結果、茶園土壌からEmericellopsis minima,Paecilomyces liacinus,Mortierella ramanniana var.angulispora,Sporothrix inflata,Penicillium glabrum,Metarhizium anisopliae,Chaetosphaeria inaequalis,Aspergillus fumigatusの7種のアルミニウム耐性糸状菌が得られた。また、茶園土壌である黒ボク土から赤色の酵母AT-1、白褐色の酵母AY-2およびAY-3が得られた。同定の結果AT-1はRhodotorula mucilaginosa、AY-2およびAY-3はともにCryptococcus lanrentiiと判明した。寒天培地でのAl耐性濃度では糸状菌では全て100mMで、他方酵母のそれはAlの溶解の限界である250mMまで生育した。液体培養でのAl耐性濃度はAT-1では10〜20mM、AT-2では100mM、AT-3では50mMであった。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] KANAZAWA,S.and Kunito,T: "Preparation of pH3.0 Agar Plate,Enumeration of Acid-Tolerant,and AI-Resistaut Microorganisms in Acid Soil" Soil Sci.Plont Nutr.42.1. 165-173 (1995)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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