研究課題/領域番号 |
09660115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
市川 善康 名古屋大学, 農学部, 助教授 (60193439)
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研究分担者 |
磯部 稔 名古屋大学, 農学部, 教授 (00023466)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 脱リン酸化酵素 / 阻害剤 / トートマイシン / ヌクレオシド系抗生物質 / ペロサミン / ブラストサイジンS / ト-トマイシン / スピカマイシン |
研究概要 |
1) 蛋白脱リン酸化酵素阻害剤トートマイシンの全合成において、問題として残っていたセグメントのエステル化反応を再検討した。この結果、ジオール前駆体を用いることによって、飛躍的にエステル化反応の収率向上を達成し、段階数の短縮に成功した。この合成法を用いることによって阻害作用解明を目的としたケミカルプローブ調製が可能となった。 2) 阻害作用の立体化学を明らかにする目的で、トートマイシンとオカダ酸の両者の構造を併せ持つハイブリツド分子の創製を試みた。トートマイシンのセグメントBとオカダ酸のセグメントCを連結して、先に開発した効率的エステル化反応を応用してハイブリッド分子の合成に成功した。ハイブリッド分子はオカダ酸のPP2A認識部位を持つが、阻害実験より、ハイブリッド分子はPP1よりPP2Aを強く阻害した。これによって阻害剤の酵素認識部位を改変することによって、各々の蛋白脱リン酸化酵素に特異的な阻害剤の分子設計が可能性となった。 3) 生体機能分子として注目を集めているアミノ糖に着目して、転位反応を用いた効率的化学合成法確立を目指した。そしてアリルシアナートの転位反応を用いた効率的窒素官能基導入法を開発して、Vibrio cholerae 569bのリポ多糖を構成するアミノ糖ペロサミンと抗腫瘍性抗生物質ビセニスタチンに含まれる構成糖ビセニサミンの合成に成功した。ここで開発したアミノ糖合成法をさらに発展応用すべく、ヌクレオシド系抗生物質ブラストサイジンSの合成研究に着手した。
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