研究課題/領域番号 |
09660119
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
林 英雄 大阪府立大学, 農学部, 教授 (30128772)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | 殺虫性物質 / オカラミン / Penicillium simplicissimum |
研究概要 |
Penicillium simplicissimum ATCC 90288株をオカラで培養すると生産される殺虫性物質okaramine類は特異な構造を有するインドールアルカロイドである。非常に珍しいokaramine類の構造に興味を持ち、その生合成経路の解明を目的に研究を進めている過程で、オカラおよび大豆のメタノール抽出物中にokaramine生合成促進因子(大豆因子)の存在することを見い出した。そこで、この促進因子を明らかにするために、まず生合成されるokaramineのHPLCによる定量法を確立した。次にこの定量法を用いて大豆因子の精製を行なった。予備実験の結果から、大豆因子が水溶性の物質であることが推定されたのでオカラ抽出物をイオン交換カラムクロマトグラフィーで分画精製し、活性物質としてuridineを単離・同定した。 さらに、他の活性成分を探索したところ、陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂にそれぞれ吸着される両性物質画分にも活性が認められた。そこで、メタノール抽出物をDowex 1x8およびDowex 1x50カラムで順次精製した後、得られた活性画分をSephadex LH20カラムを用いて分画したところ、30ppmで活性を示す粗精製画分を得ることが出来た。本画分にはニンヒドリン試薬に陽性なスポットが少なくとも3個あり、現在さらに精製を継続している。
|