研究課題/領域番号 |
09660258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
月岡 存 三重大学, 生物資源学部, 教授 (10024572)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | コンクリート / 廃棄物 / 籾穀灰 / コンクリートスラッジ / 発泡スチロール / 混和材 / フレッシュコンクリート / 硬化コンクリート / 生コンクリートスラッジ / 圧縮強度 / 乾燥収縮 / 籾殻灰 |
研究概要 |
本研究は、種々の廃棄物をコンクリート用材料として有効利用しようとする目的で行ったものである。次に示す3種類の材料を混入したモルタルおよびコンクリートの特性に関する多くの実験を行って検討した。得られた結果を要約すると次のようである。 1)籾穀灰について 籾穀灰をセメント質量の0〜15%置き換えてコンクリートに混入し、ブリーディング、凝結時間、発熱特性、圧縮強度、乾燥収縮、耐久性などについて検討をした。その結果、コンクリートの結合材の一部として籾穀灰を用いてもほとんど問題がなく、むしろ、フレッシュコンクリートと硬化コンクリートの性質の中でよい影響が認められたものがあった。 2)生コンクリートスラッジについて 生コンクリート工場で発生したスラッジケーキを乾燥微粉砕してコンクリート用の結合材の一部として用いた実験を行い、ブリーディング、強度、凍結融解に対する耐久性および乾燥収縮について検討した。その結果、乾燥微粉砕スラッジはコンクリート用の混和材として使用できる可能性のあることが分かった。 3)発砲スチロールについて 発泡スチロールビーズおよび破砕した発泡スチロールをモルタル(およびコンクリート)に混入して、単位体積質量、強度、乾燥収縮、供試体断面の観察などを行った。その結果、発泡スチロールの混入は、無混入の場合と比較して、乾燥収縮の大きさと凍結融解に対する耐久性についてはほとんど変らなかったが、圧縮強度と比強度は相当小さくなることなどが分かった。
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