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ルーメン由来フィチン分解菌の単離と遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 09660290
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 畜産学・草地学
研究機関京都府立大学

研究代表者

牛田 一成  京都府立大学, 農学部, 助教授 (50183017)

研究分担者 宮崎 孔志  京都府立大学, 農学部, 助手 (60254322)
小島 洋一  京都府立大学, 農学部, 教授 (80046490)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードルーメン / フィチン / フィターゼ生産菌
研究概要

この研究では,ルーメンからフィターゼ活性をもつ細菌を単離同定し、ルーメン内の棲息数を推定し、遺伝子情報を得ようと試みた。その結果(1)めん羊ルーメンよう好気条件下のPSM寒天培地上にグラム陰性桿菌とグラム陽性短桿の2種の細菌と1種の真菌がフィターゼ陽性微生物として単離された。しかし、嫌気条件下のM10倍地上にフィターゼ活性をもつ菌体は認められなかった。(2)PSM寒天で単離された細菌は、M10倍地上でも成育しコロニーを形成する通性嫌気性菌であったが、嫌気条件下ではフィターゼの存在を示すハローを形成しなかった。(3)形態と生理性状から,これらはKlebsiella属とCorynebacterium属と思われ、16rRNA遺伝子の解析から、K.pneumoniaeとC.vitarumenの近縁種とされた.(4)めん羊ルーメン内のフィターゼ陽性菌数は,飼料給餌直後に約10^5chu/mlに達したが,その後減少し次の飼料の給与時に検出不可能になった.(5)K..pneumoniaekpu 001株のゲノミックライブラリーあるいはPCRによって作成したライブラリーからフィターゼ遺伝子を単離作業を行いPSM培地上で明瞭なハロー形成をする大腸菌クローンよりプロリポプロテインジアシルグリセリル転位酵素やチミジレート合成酵素の部分と高い相同性が認められた配列を得たが、挿入断片約1.5kbを解読したところ大腸菌へリカーゼBに近い遺伝子と推測され、フェターゼないしは広義のホスファターゼとの間連性は低いことが明らかになった。クローン選択の困難さなどフィターゼクローニングの技術的な困難さが、おそらくデータベース中で登録数の著しい少なさに反映しているものと考えられるが、フィターゼ遺伝子そのものもコピー数が少ないなどの理由があったものと考えられた。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] C. Suzuki ほか: "Evaluation and Isolation of Phytin Phosphohydrolyzing Bacterial Population in the Rumen"Asian-Australasian Journal of Animal Science. 13(7). 1-5 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] C. Suzuki ほか: "Isolation of phytase producing bacteria from sheep rumen"Proc. 8th WCAP 1998. 1. 100-101 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] C.Suzuki et al.: "Evaluation and Isolation of Phytin Phosphohydrolyzing Bacterial Population in the Rumen"Asian-Australasian Journal of Animal Science. 13(7). 1-5 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] C.Suzuki, et al.: "Isolation of phytase producing bacteria from sheep rumen"Proceedings of the 8th WCAP. 1. 100-101 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] C. Suzuki and K. Ushida: "Evaluation and Isolation of Phytin Phosphohydrolyzing Bacterial Population in the Rumen"Asian-Australasian Journal of Animal Scienc. 13(7). 1-5 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] C. Suzuki et al.: "Isolation of phytase producing bacteria from sheep rume:"Proc. 8th WCAP 1998. 1. 100-101 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] C.Suzuki ら: "Isolation of phytase producing bacteria from sheep rumen" Proc.8th WCAP. 1. 100-101 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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