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精細胞(精祖,精母,精娘,精子細胞)を用いたウシ卵子の顕微授精に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09660304
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用動物科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

後藤 和文  鹿児島大, 農学部, 教授 (30162142)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード顕微授精 / 精子 / 精巣 / 生殖細胞
研究概要

精巣内には精子以外に精子形成過程の精祖細胞、精母細胞、精娘細胞、精子細胞などの精細胞が多数存在する。特に精子細胞は、減数分裂を終了し、精子と同様に半数体である。そこで精子の代わりに精子細胞を卵細胞質内に注入して、受精卵を作出して子を生産できる可能性が十分考えられる。さらには精子細胞になる前の精祖細胞、精母細胞、精娘細胞を体外培養して減数分裂を完了させて精子細胞や精子まで発生させることができたら、これらの細胞を用いて顕微授精が可能になると考えられる。そこで、本研究ではこの可能性につて実験を進めた。
研究成果は下記の通りである。
1.ウシの精母細胞や精娘細胞は、マウス精巣由来の非生殖細胞の単層上でその減数分裂が促進された。
2.ウシ体外成熟卵子の活性化にストロンチウムが有効であることがわかった。
3.マウス精巣を器官培養することにより安定して精母細胞を精子細胞まで発育させることに成功した。この成果は将来ウシや他の動物の生殖細胞の体外培養に応用できると思われた。
4.精子は凍結・融解を20回繰り返してもゲノムDNAのサイズが変化しないことを明らかにした。
5.顕微授精に関して依頼された総説を書くとともに、顕微授精が古代動物(マンモスなど)の復活に役立つ可能性を示唆した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.GOTO: "Current status of Hicromanipuation-Assisted Fertilization in Animals and Human" Jounal of Reproduction and Development. 43. 107-119 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 元石睦郎: "ウシ体外成熟卵子の活性化誘起におけるストロンチウムの有効性の検討" 西日本畜産学会報. 40. 4-10 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤和文: "マンモス復活計画-絶滅生物のDNAの研究から-" 遺伝. 51. 47-49 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤和文: "マンモス復活の可能性の追求" 畜産の研究. 52. 201-204 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤和文: "マンモスが現代によみがえる" 河出書房新社, 205 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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