研究課題/領域番号 |
09660307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
阿部 又信 麻布大学, 獣医学部, 教授 (00120949)
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研究分担者 |
入来 常徳 麻布大学, 獣医学部, 助教授 (60151693)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | メチオニン / 過剰毒性 / インバランス / 拮抗 / 側鎖アミノ酸 / フェニルアラニン / 窒素出納 / 子牛 / 安全量 / 中毒量 / 相互作用 / 過剰障害 / アミノ酸の相互作用 / 過剰メチオニン / 毒性 |
研究概要 |
本研究は、1)Met過剰による有害作用の確認、2)DL-Metの安全量と有害量の把握、3)MetとBCAA(およびPhe)間の拮抗的相互作用の確認、4)MetとBCAA(およびPhe)間の拮抗的相互作用の原因、5)Met過剰による有害作用と拮抗的相互作用との関連の有無の解明、などを目的とした。 その結果、次のような結論を得た: 1.子牛の第四胃内へのDL-Met過剰投与の有害性が証明された。 2.6-7週齢子牛におけるDL-Metの安全量の上限は6g/d(0.088g/kg体重)〜12g/d(0.177g/kg体重)の間、毒性量の下限は12g/d(0.177g/kg体重)〜18g/d(0.265g/kg体重)の間で、その中間ではインバランスが生じた。 3.12-13週齢子牛におけるDL-Metの安全量の上限は8g/d(0.079g/kg体重)〜16g/d(0.158g/kg体重)の間、毒性量の下限は24g/d(0.237g/kg体重)〜32g/d(0.316g/kg体重)の間で、その中間ではインバランスが生じた。 4.12週齢より7週齢の方が毒性は生じやすいが、インバランス発生限界については大差がなかった。 5.Met、側鎖アミノ酸(BCAA)およびPhe間に拮抗的な相互作用が確認された。 6.その相互作用は7週齢より12週齢で顕著で、12週齢ではDL-Met0〜32g/dの範囲で認められたが、7週齢ではおおむね0〜12g/dの範囲でのみ認められた。 7.その相互作用はMet、BCAA、Phe間の吸収拮抗によるものではなかった。 8.血漿BCAAおよびPhe濃度の減少は、血漿Met濃度の増加よりも血漿シスタチオニン濃度の増加に対応していた。 9.したがって、その相互作用は硫黄転移経路によるMet代謝に関連することが示唆された。 10.その拮抗的相互作用は、毒性とは無関係であるが、インバランスとの関連については否定できなかった。
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