研究課題/領域番号 |
09660309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
矢野 史子 近畿大学, 生物理工学部, 助教授 (30101249)
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研究分担者 |
大石 武士 近畿大学, 農学部, 助教授 (00088189)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ブタ / ニワトリ / 排泄物 / リン(P) / 窒素(N) / フィターゼ / アミノ酸 / ミニブタ / リン / 窒素 / 単体アミノ酸 / 環境 / 低タンパク質飼料 / 低リン飼料 |
研究概要 |
湖沼や内海等の閉鎖水域系で問題になっている富栄養化現象は、水域周辺から流入する窒素、リン、カリウム等の栄養塩類に起因すると言われている。家畜糞尿はこれら栄養塩類の大きな発生源であり、糞尿総量の軽減だけでなく、各種成分排出量の軽減も要求されている。家畜糞尿中の窒素・リン量を減らすために、単体アミノ酸添加低タンパク質飼料の開発、飼料中フィチン酸分解を目的としたフィターゼ酵素の利用研究がすすめられている。本研究では、低タンパク質・低リン飼料への単体アミノ酸・フィターゼの同時添加が、窒素およびリンの利用性と排泄量に及ぼす影響を、ブタとニワトリを用いた出納試験によって検討した。 育成および肥育前期のブタでは、粗タンパク質14%、総リン0.4%の飼料にリジン、トレオニン、フィターゼを添加すると、粗タンパク質16.8%、総リン0.6%の飼料と同程度の窒素、リン保有量を維持した上で、排泄量は窒素で約25%、リンで約50%軽減できた。 また、ニワトリ(ブロイラー前期)では、粗タンパク質16.3%、総リン0.48%の飼料に不足するアミノ酸とフィターゼを添加すると、粗タンパク質20.5%、総リン0.64%の飼料と同程度の生産性を維持した上で、排泄量は窒素で約47%、リンで約45%軽減できた。 以上の結果から、飼料への単体アミノ酸とフィターゼの併用は家畜生産現場からの環境負荷物質(N、P)の軽減に有効であることが示唆された。
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