研究課題/領域番号 |
09660330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 日本獣医畜産大学 |
研究代表者 |
尼崎 肇 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助教授 (50147865)
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研究分担者 |
鈴木 浩悦 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助手 (50277662)
鈴木 勝士 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (00125080)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | Organogenesis / Interaction / Proliferation / Apoptosis / Arrangement / Positioning |
研究概要 |
本研究は、文部省科学研究費補助金(基盤研究C)課題番号(09660330)(平成9年度から平成11年度)を受け、研究課題[規則的な器官原基の形成位置決定と形成方向の制御に関連する細胞増殖とプログラム細胞死]について主に研究を行ったものである。本研究では、特に上皮・間充織間相互誘導現象のみられる発生器官における器官形成に注目し、特異的な機能分化を伴って形成される規則的な構造の配列パターンや調和のとれた成長方向の制御系についてマウスの口蓋ヒダおよびウシの第一胃乳頭およびウシの口蓋ヒダの器官形成系および一部、機能分化に関連した実験はマウスの腸管の発生系をモデルとして調査を行った。また、これら発生系における形態形成は、これまでの研究から器官を構成する細胞外基質分子、細胞間接着分子あるいは基底膜に存在するインテグリンなど細胞と間充織分子を結ぶ接着分子、細胞内骨格分子などの合成と代謝などが複雑に関わり合いながら(J.Vet.Med.Sci., 1997, 1999)、 器官を構成する上皮細胞同士あるいは上皮細胞と間充織細胞間で連絡を取り、特定の遺伝子を発現し、さらにそれぞれの細胞に特異的な分子の合成分泌および細胞周期などを調節し、調和のとれた発生が進められていることが改めて確認された。また、本研究は細胞周期の変化に特に注目し、細胞周期に深く関与している細胞増殖とプログラム細胞死について加えて調査を行った。その成果として、消化器系器官における正常発生系にみられる規則的な器官形成開始部位の決定と細胞周期の調節系あるいは細胞周期と細胞分化の調節機構の関連性の一部が解明された。Immunology, 1999, 投稿準備中)。また、これらの発生系を用いた実験を進める上で必要である器官培養系の確立と細胞周期と細胞分化に関連する因子のmRNAレベルでの検出手法のめどを確立することができた。
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