研究課題/領域番号 |
09660342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
澤田 勉 大阪府立大学, 農学部, 教授 (60081600)
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研究分担者 |
川手 俊憲 (川手 憲俊) 大阪府立大学, 農学部, 助手 (80221901)
玉田 尋通 (玉田 尋道) 大阪府立大学, 農学部, 講師 (10155252)
稲葉 俊夫 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (00137241)
高野 博 大阪府立大学, 農学部, 助手 (10285306)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | アンドロジェン / オキシトシン / 雄ラット / 雄ヤギ / 局所ホルモン / 精巣 / テストステロン / プロスタグランジンF_<2α> / 5α-ジヒドロテストステロン / セルトリ細胞 / 5α-dihydrotestosterone / Leydig cell / male rat / Oxytocin / prostaglandin F_2α / testis / testosterone / androgens |
研究概要 |
近年、ラット、ウシ等の精巣からオキシトシンが産生されることが明らかとなり、精巣由来のオキシトシンの生理的意義について関心が持たれている。本研究では、オキシトシンの局所ホルモンとしての生理的意義を明らかにするため、ラットの精巣におけるオキシトシンの産生部位を調べるとともに、オキシトシンまたはプロスタグランジンF_<2α>の精巣実質内投与がアンドロジェン、プロスタグランジンF_<2α>ならびにオキシトシンの産生におよぼす影響を調べた。また、アンドロジェン産生を刺激した場合(hCG反応)のオキシトシンおよびプロスタグランジンF_<2α>の影響についても検討した。さらに、ヤギの精巣におけるオキシトシンの産生の有無および局所ホルモンとしてのオキシトシンのアンドロジェン産生におよぼす影響について検討した。その結果、以下のことが判明した。 1. 成熟ラットの精巣ではライディヒ細胞にオキシトシンの存在が認められ、このオキシトシンはプロスタグランジンF_<2α>を介してテストステロンの代謝を促進している可能性が示唆された。(Prostaglandins & other Lipid Mediators 55(2-3):121-126,1998) 2. ヤギの精巣においてもオキシトシンが産生されていることが明らかとなった。さらに、このオキシトシンは末梢に放出されることなく、精巣内で局所的に作用し、テストステロンから5α-ジヒドロテストステロンへの代謝を促進している可能性が示唆された。(Theriogenology:投稿中)
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