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光による矮性形質発現機構の分子生物学的研究(矮性エンドウに於ける光による遺伝子の発現制御)

研究課題

研究課題/領域番号 09660353
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物資源科学
研究機関香川大学

研究代表者

加藤 尚  香川大学, 農学部, 助教授 (50222196)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード矮性遺伝子 / 光生長抑制 / 矮性エンドウ / トランスジェニック / ディファレンシャル・ディスプレイ / RT-PCR / mRNA / 分子生物学
研究概要

矮性エンドウ(Pisum sativumL.cv.Progress No.9)の芽生えは,暗黒中では蔓性種(cv.Alaska)とほぼ同様に伸長するが,赤色光照射により著しい成長抑制を受け矮性化する.この赤色光による成長抑制について,ジベレリン等の植物成長調節物質の観点から多くの研究が行われてきた.しかし,現在までのところ,この矮性発現のしくみは十分明確にされていない.本研究の目的は,矮性エンドウにおいて,光照射によって特異的に発現誘導される遺伝子,あるいは発現が抑制される遺伝子を検索して,この矮性エンドウの矮性発現のしくみを遺伝子レベルで明らかにすることである.
そこで,暗所のみで育てた矮性種と蔓性種の芽生えと,暗所で育てた後に赤色光を照射した矮性種と蔓性種の芽生えからmRNAを分離・逆転与し,数十のランダムプライマーを用いて,ディファレンシャル・ディスプレイを行った.その結果,矮性エンドウで光照射により特異的に誘導される,あるいは抑制される遺伝子が約20個得られた.これらの中で,7つの遺伝子がクローニングされ塩基配列が決定された.これらの遺伝子の構造・機能をデータベースにより解析した結果,いずれも新規の遺伝子であった.この内2つの遺伝子は,ノーザンブロット法で光照射により特異的に発現することが確認され,光による矮性発現に関与している遺伝子である可能牲が高いと考えられる.
今後,矮性エンドウで光照射により発現すると考えられる遺伝子20個をすべてクローニングし,塩基配列を決定し,これらの遺伝子の構造・機能を明らかにしたいと考えている.あわせて,これらの遺伝子の光による発現特性も解明したいと考えている.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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