研究課題/領域番号 |
09670002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
嶋田 裕 千葉大学, 医学部, 教授 (70009116)
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研究分担者 |
小宮山 政敏 千葉大学, 医学部, 助手 (70175339)
豊田 直二 千葉大学, 医学部, 講師 (00188822)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 筋原線維 / ストレスファイバー / アクチン / ミオシン / ネブリン / α-アクチニン / コネクチン / ミオメシン / 心筋 / 線維芽細胞 / ネプリン / 骨格筋 / 発生 / 筋蛋白質 / アイソフォーム / 筋原繊維 |
研究概要 |
1.筋原線維形成過程におけるミオシンとミオシン関連蛋白質の発生の相関 : 胚の骨格筋を蛍光抗体法で観察し、ミオシンの集合からその正しい配列に至る過程においてミオメシン、コネクチンおよびC-蛋白質は重要な役割を演じていること、また一過性に出現する幼若型の筋蛋白質(非筋型アクチンと心筋型C-蛋白質)は構造形成に何らかの役割を果たしたのち、機能的構造から排除される機構があるのではないかということが示された。 2.筋原線維形成過程におけるアクチンのダイナミクス : 培養骨格筋細胞にローダミン標識アクチンを注入して抗ネブリンおよび抗コネクチン抗体で染色した。その結果、幼若な筋原線維へのアクチン分子の取り込みや交換にネブリンは重要な役割を果たしていることが考えられた。しかしコネクチンにはそのような働きはないことが想像された。このことは抗ネブリンおよび抗ネクチン抗体をあらかじめ注入しておいた細胞にアクチンを注入する実験により確かめられた。 3.筋原繊維とストレスファイバーにおけるアクチンとα-アクチニンのダイナミクス : 培養心筋細胞に蛍光標識したアクチンおよびα-アクチニンを注入し、両蛋白質のダイナミクスを比較した。その結果、筋原線維の形成過程において両蛋白質の安定性に相違のあることが判明した。この相違がI-Z-I構造の形成に何らかの役割を果たしていることが考えられた。線維芽細胞のストレスファイバーでは両蛋白質のダイナミクスは常に高く、幼若な筋原線維とは似てはいるが、その性質は別であることが示された。
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