研究課題/領域番号 |
09670017
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
|
研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
荒木 伸一 香川医科大学, 医学部, 助教授 (10202748)
|
研究分担者 |
石田 哲也 香川医科大学, 医学部, 助手 (40243753)
波多江 種宣 香川医科大学, 医学部, 教授 (40037388)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | エンドサイトーシス / マクロパイノサイトーシス / ファゴサイトーシス / アクチン / アクチン結合蛋白質 / α-アクチニン / マクロファージ / 分子機構 / アクチン結合蛋白 / ミオシン / コフィリン |
研究概要 |
生体防御機構の最前線にいるマクロファージの取り込み現象には、細菌など粒子状物質の貪食(phagocytosis)と液相の飲み込み(macropinocytosis)等があり、いずれもアクチン線維(F-actin)の重合、再組織化に依存する細胞運動である。この研究では、phagocytosisおよびmacropinocytosisの機械的分子機構を解明する目的で、種々のアクチン関連蛋白質のマクロパイノゾームとファゴゾーム形成への関与を様々な細胞生物学的手法を用いて調べた。 本研究により 1.ファゴゾーム閉鎖におけるミオシンの関与が明らかとなり、そのミオシンクラスの同定がなされた。2.Fluorescence ratio imaging法によるアクチン関連蛋白とF-アクチンの機能的相関関係の可視化を考案した。3.α-actininの新たなアイソフォームであるactinin-4のmacropinocytosisおよびphagocytosisへの関与をfluorescence ratio imaging法により明らかにし、actinin-4によるF-actin bundlingがmacropinosomesの前駆構造と思われるcircular ruffles,初期のmacropinosomesの形成、維持ならびにphagocytosisにおいても深く関わっていることを示した。4.その他cofilin,ERM proteinsについてもruffling,macropinocytosis,phagocytosisへの関与が示唆される所見が得られており、さらに研究を続けている。
|