研究課題/領域番号 |
09670109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀典 日本医科大学, 医学部, 助教授 (30221328)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | グリア細胞株由来神経栄養因子 / ヒト骨格筋 / 有髄神経軸索 / 運動ニューロン / 標的依存性栄養因子 / 免疫組織化学染色 / 神経筋接合部 / GFRα-1 / 有髄神経軸策 / ニワトリ胚肢芽 / 神経軸索 / 標的依存性 / 免疫組織化学 |
研究概要 |
1. 成人ヒト骨格筋におけるダリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)の発現を詳細に検討した。GDNFに対するポリクローナル抗体を用いた免疫組織化学染色で、GDNF様免疫反応性が、すべての筋線維の細胞膜直下、細胞膜、内鞘および筋内有髄神経軸索にみられた。特に神経筋接合部に著明な集積がみられた。RT-PCR解析を行ったところ、骨格筋からGDNF分子が増幅されたが、運動ニューロンを含む脊髄前角細胞からは増幅されなかった。 神経筋接合部において、GDNF受容体分子の一つであるGFRα-1様免疫反応性が集積していることがわかった。 以上の結果から、筋由来のGDNFが神経筋接合部にある運動ニューロン終末から受容体分子を介して取り込まれ、軸索内を逆行性に輸送されることが示唆された。 2. ヒト神経筋疾患におけるGDNFの発現変化を検討した。その結果、多発性筋炎、Duchenne型筋ジストロフィー症などの疾患筋において、再生線維に免疫反応性の亢進が見られた。RT-PCR解析を行ったところ、これらの筋では正常筋で発現していた短い型のGDNF mRNAに加え、完全長型のGDNF mRNAが発現していることがわかった。 以上の結果から、GDNFが筋再生あるいは筋再生に伴う神経筋接合部の再構築に関与している可能性が示唆された。 3. ニワトリ胚肢芽cDNAからGDNFファミリーのクローニングを試みた。得られた分子はヒトあるいはげっ歯類GDNFと約90%の相同性を持ち、ニワトリのGDNFであると考えられた。RT-PCR解析によって、GDNFは4日目胚で発現し、6日目で発現が減少することがわかった。
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