研究課題/領域番号 |
09670169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
吉田 幹晴 (吉田 幹春) 国立精神・神経センター, 神経研究所, 室長 (70111151)
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研究分担者 |
桜井 総子 国立・精神センター, 神経研究所, COE研究員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 筋ジストロフィー / サルコグリカン複合体 / ジストロフィン / DMD / SCARMD / ジストロフィン結合タンパク質 |
研究概要 |
ジストロフィン(Dys)は多数のジストロフィン結合タンパク質(DAP)とともに筋細胞膜上で大きな複合体を形成している。その中にあってサルコグリカン(SG)と呼ばれる4つのDAPからなる複合体がSG複合体である。Dysの遺伝子変異がDMDを引き起こす一方、SG遺伝子何れの変異もSG複合体全体の形成不全をもたらしDMDに良く似た一群の筋ジストロフィーを引き起こす。この様に筋の成長維持に不可欠であるSG複合体、しかしその役割は今一つ明確でない。そうした中でレセプター機能を持つ可能性が指摘されている。最近、ジストロプレビン(DB)の遺伝子KOマウスが報告され、それが筋ジストロフィー症状を示すとともにnNOSの二次的激減を示すことが明らかにされた。SG複合体のレセプター機能など、その役割について議論するには、この複合体がDys-DAP複合体の中でどの様に存在しているのかということ、またnNOSといったシグナル伝達分子とつながりがあるのかどうかを示す必要がある。 この研究で我々は精製Dys-DAP複合体を使い、これに熱を加えることによりSG複合体を含む3つの新たなDAP複合体を調製することに成功した。更にそこで見出された結合の一つをDys-DAP複合体のカルパインによる部分消化を行うなど詳細に検討した結果、SG複合体はサルコスパン(SPN)と結合していること、そしてこのSG-SPN複合体は一方でDBのN末側と、他方でジストログリカン複合体と結合していることが判明した。DBがシントロフィンと結合し、シントロフィンはnNOSと結合していることを考慮した上で、我々はSG複合体がシグナル伝達分子のnNOSと物理的に結合しているものと結論した。SG複合体がシグナル伝達分子のnNOSと物理的に結合しているものと結論した。SG複合体に対する何らかのシグナルが、これら分子結合を通してnNOSの活性を制御するならば、興味深い。
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