研究課題/領域番号 |
09670316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近藤 一博 大阪大学, 医学部, 助教授 (70234929)
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研究分担者 |
田屋 馨子 (多屋 馨子) 大阪大学, 医学部, 助手 (80263276)
稲城 玲子 大阪大学, 医学部, 助手 (50232509)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ヒトヘルペスウイルス6 / 潜伏感染 / 再活性化 / サイトメガロウイルス / ヒトヘルペスウイルス7 / マクロファージ / 神経膠細胞 |
研究概要 |
ヒトヘルペスウイルスは、単純ヘルペスウイルス等のa亜科、サイトメガロウイルス(CMV)、ヒトヘルペスウイルス6 (HHV-6)、ヒトヘルペスウイルス7 (HHV-7) の属するb亜科、EBウイルス等のg亜科の3亜科に大別される。ヘルペスウイルスは潜伏感染・再活性化という性質を共通して持つが、その機序は各々の亜科間でかなり異なると考えられる。 我々は、b亜科に属するCMVおよびHHV-6の潜伏感染部位の決定、潜伏感染関連遺伝子の同定を行ってきた。また、in vivoでのCMVの潜伏感染、再活性化の追跡システムを作製し、検討を行った。 この結果、両ウイルスに共通の性質として以下の2種類の潜伏感染関連遺伝子が見出された。 I.CMV及びHHV-6の増殖性感染は、前初期遺伝子IE1/IE2によって正方向に導かれる。潜伏感染 時には、このIE1/IE2の5'非翻訳領域に潜伏感染特異的な構造を持つものが発現しているが、IE1/IE2の蛋白は検出感度以下である。 II.潜伏感染時には、このIE1/IE2と反対向きのDNAから転写されるアンチセンスRNAが発現される。また、このアンチセンスRNAは、CMVにおいて、55アミノ酸(a.a.)、59aa,152aa,154aaの短いopen reading frameを持ち、HHV-6において、279aa,91aa,160aaの短いopen reading frameを持っていた。
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