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骨塩量規定遺伝子を用いた骨粗鬆症スクリーニング法開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09670383
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

山縣 然太朗  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (10210337)

研究分担者 浅香 昭雄  山梨医科大学, 医学部, 教授 (70010022)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード骨粗鬆症 / 遺伝子多型 / ビタミンD受容体遺伝子 / エストロゲン受容体遺伝子 / オステオルシン遺伝子 / 双生児 / 生活習慣 / ビタミンD受容体
研究概要

I. 対象:関東在住の56組の双生児(一卵性、二卵性)および一般健康女性118名。姉妹16組。C
II. 方法:生活習慣を調査票により収集し、遺伝子マーカーとしてビタミンD受容体(VDR)遺伝子多型(BsmI、ApaIおよびTaqI)、エストロゲン受容体遺伝子多型(PvuII、XbaI、繰り返し配列)およびオステオカルシン(OC)遺伝子多型を観察した。
III. 結果:一卵性双生児間の骨密度の一致率は二卵性双生児間の一致率に比べて有意に高かく、骨密度に対する遺伝要因の関与を支持した。遺伝子マーカーに関してはANOVA分析により骨密度はVDR遺伝子多型と有意な関係を示した。BBの骨密度がbbの骨密度より低く、Bbはその中間の値であった。骨密度変化率はBB、Bb、bbの順に減少率が大きく、有意差を認めた。PvuII-遺伝子多型は有意差はないもののPPの骨密度が高値で、Pp、ppの順に骨密度が低くなっていた。また、VDR遺伝子多型や体重、年齢などで調整した骨密度では有意にその関連を認めた。XbaIではXXが他の遺伝子型に比べて骨密度が高く、ANOVAで有意差を示した。さらに、ハプロタイプではPPXX型が他の遺伝子型に比べて有為に骨密度が高くなっていた。OC遺伝子はHindIIIによる制限酵素断片長多型を観察し、骨密度との関連を検討した結果、allele Hをもつ群ともたない群で骨密度のZscoreを比較するとHをもつ群が有意に骨密度が低くなっており、OC遺伝子も骨密度に関連していることが示唆された。また、罹患同胞対法による分析は症例数が足らず意味のある結果を見出せなかった。
IV. 結論:遺伝子マーカーは骨粗髭症のリスクを評価する上で重要であるが、その寄与は数%である。しかし、遺伝子の組み合わせで、骨粗髭症予知のマーカーになる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山縣然太朗: "エストロゲンレセプター遺伝子と骨代謝" 医学のあゆみ. 186・13. 899-903 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Zentaro Yamagata: "Estrogen receptor gene and bone metabolism" J Clin Exp Med (IGAKUNO ARUMI). 186 (13). 899-903 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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