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免疫老化を抑制するライフスタイル要因の解明・特に身体活動の役割について

研究課題

研究課題/領域番号 09670394
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関(財)東京都老人総合研究所 (1998)
愛媛大学 (1997)

研究代表者

新開 省二 (新開 省三)  財団法人 東京都老人総合研究所, 地域保健部門, 研究室長 (60171063)

研究分担者 小西 正光  愛媛大学, 医学部・公衆衛生, 教授 (40274328)
藤本 弘一郎  愛媛大学, 医学部・公衆衛生, 助手 (30243778)
近藤 弘一  愛媛大学, 医学部・公衆衛生, 助手 (40195904)
渡辺 修一郎  財団法人, 東京都老人総合研究所・地域保健部門, 主任研究員 (20230964)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード免疫老化 / 白血球 / リンパ球サブセット / 動脈硬化 / CDS陽性T細胞 / NK細胞 / ライフスタイル
研究概要

本研究は,加齢に伴う免疫能の低下ー免疫老化ーを抑制するライフスタイル要因を解明することを目的としている.研究の最終年度にあたる本年度の研究実績は以下のとおりである.
1. 末梢血液中の白血球総数および分画の免疫老化所見とその関連要因
昨年に引き続き,平成10年度の愛媛県O市の老人保健法に基づく基本健康診査を受診した20〜90歳代男女3,616名について,インフォームドコンセントを得た上で採血を行い,末梢血液中の白血球と各分画の濃度を測定した.これを性,年齢階級別にまとめるとともに,健診で得られたその他の付随データである,BMI血圧,総コレステロール,中性脂肪,HbA1c,喫煙と飲酒状況との関連分析を現在行っている段階である.予備的ではあるが,昨年度と同様,免疫担当細胞の血中濃度は,それぞれBMI,血圧,総コレステロール,中性脂肪,HbAlc,喫煙と飲酒状況などと密接に関連しており,免疫老化が各種ライフスタイル要因により影響を受けること示されている.さらに,平成9年と平成10年の健診を両方とも受診したものが2,080名おり,現在白血球濃度のtracking減少あるいはその変動要因について解析を進めている.
2. 末梢血液中のリンパ球サブセットの濃度と,頚動脈硬化所見との関連分析
本年度は頚部超音波検査を,107名について施行した.昨年の119名を合わせた合計226名のデータについて,頚動脈硬化所見と免疫能との関連を分析した.その結果,頚動脈硬化所見を認めるものはそうでないものに比べ,CD8陽性細胞障害性T細胞濃度が高く,さらにCD3-CD56+NK細胞濃度が低いことを認めた.すなわち,老化と関連の深い動脈硬化の進展に,何らかの免疫学的機序が関与する可能性が示された.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Shinkai,et al.: "Aging and immune response to exercise" Canadian Journal of Physiology and Pharmacology. 76(5). 562-572 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Shoji Shinkai, et al.: "Aging,Exercise,Training,and the Immune System" Exercise Immunology Review. 3. 68-95 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 新開省三(分担必筆): "健康増進・疾病予防の基礎と臨床(渡辺昌,松崎松平,小西正光 編)" ライフ・サイエンス・センター, 34-38 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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