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沖縄県離島における高齢者の活動的長寿と要介護長命に関する社会医学的縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 09670402
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関琉球大学

研究代表者

鈴木 信  琉球大学, 医学部, 教授 (70101475)

研究分担者 稲福 徹也  琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (20213126)
秋坂 真史  琉球大学, 医学部, 助手 (60231817)
野崎 宏幸  琉球大学, 医学部, 助教授 (40130083)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高齢者 / 活動的長寿 / 日常生活活動能力 / 寝たきり / 心血管系疾患 / 末梢血 / 血液生化学 / 沖縄 / 超高齢者 / ADL / 脂質 / 血清蛋白 / 血清アルブミン / 血清免疫グロブリン / 心電図 / 沖縄県離島 / 要介護長命 / 縦断研究
研究概要

わが国の平均寿命は世界でもトップと推測されている。今日の日本では単なる長命だけでなく活動的長寿が望まれている。本研究では、沖縄県の離島における高齢者が社会医学的に活動的長寿かどうかを調査した。
まず社会学的調査から始めた。1975年の国勢調査時65歳以上であった高齢者718人をcohortとして、20年後には死亡者、転出者を除くと107人であった。そのうち調査できた98人において、各種の日常生活機能評価を行った。98人のうち29人は入院しており、ベッド上で非活動的と判断した。残りの69人(男性21人、女性48人,、平均年齢92歳)を自宅に訪問して厚生省の寝たきり判定基準から自立度を判定したところ、66人は概ね自立している者(ランクJ、A)と分類された。すなわち98人のなかで自立しているものは67%となった。
この活動的と考えられている高齢者のうち調査可能であった49人(男性14人、女性35人、平均年齢92歳)を医学的に訪問診査した。大きな病気は持っていないが、半数近くの47%は高血圧を中心とした、不整脈、浮腫、心雑音など循環器系の異常をもっていた。この循環器系異常に対する上手なコントロールが、さらに重篤な疾患の予防と寝たきりの予防に役立つものと思われた。末梢血、血液生化学、免疫グロブリンなどの血液検査では、ごく少人数に異常値が認められたに過ぎなかった。
結論として、在宅の高齢者の約70%は活動的な日常生活を送っており、大きな病気は保有していなかった。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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