研究課題/領域番号 |
09670422
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
近藤 雄二 天理大学, 体育学部, 教授 (40145834)
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研究分担者 |
瀬尾 明彦 福井医科大学, 医学部, 助教授 (80206606)
車谷 典男 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (10124877)
徳永 力雄 関西医科大学, 医学部, 教授 (40121959)
伊藤 道郎 天理大学, 体育学部, 助教授 (70122356)
荒地 秀明 天理大学, 体育学部, 教授 (90075052)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 体力評価 / 労働負担 / 健康づくり / THP / 職場改善 / コンピュータ支援システム / 体力 / 腰痛 / 作業負担 / 椎間板内圧推定 |
研究概要 |
労働者の体力や健康状態は、職場での仕事により増進あるいは障害されることが知られている。そこで本研究では、この作業要因や作業環境要因に配慮した健康づくりを進めるための支援システムの開発を行った。昨年度は文献データなどをベースに最初のプロトタイプを作成した。今年度は昨年度作成したプロトタイプの使用可能性の検討と改良進めてより実用的なシステムとすることを目的に、2つの事業所の作業者から体力データと関連する健康状態・仕事内容・運動状況に関するデータを収集した。その結果、まず体力の影響評価をする評価関数については、従来は仕事や運動が直接的に体力に影響するのではなく、健康状態の改善あるいは悪化を介して体力に影響を与える成分に配慮が必要なことが判明したので、評価関数の計算法を改良した。評価結果の提示については、プロトタイプでは単純に健康要因や仕事要因でどの程度体力が低下するかという点数を提示するだけにしていたが、それでは実際の改善のポイントがつかみにくいということで、多少具体的な改善に向けてのコメントを提示するように変更した。さらには、改善の重要性を個人あるいは事業主により具体的に実感させるため、体力値の改善を費用効果あるいは体力年齢として提示する方法も検討した。費用効果については、それを確認した文献がまだ少なくて正確な推定は現状では困難であった。ただし体力の改善効果が直接的に人手補充に直結する職場であるとの仮定を入れた場合の推定値を参考までに提示するようにした。体力年齢推定については、類似の研究論文を参考に複数の体力検査値から体力年齢を推定する方法を試みたが、体力検査値相互間の独立性が低いためにうまくいかなかった。
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