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ヒトT細胞における6C2分子の機能とその臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 09670473
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般
研究機関東京大学

研究代表者

本間 利夫  東大, 医科学研究所 (10282526)

研究分担者 森本 幾夫  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30119028)
野島 美久  群馬大学, 医学部, 助教授 (90201699)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードヒトT細胞 / ガングリオシド / 細胞表面分子 / 慢性関節リウマチ / HIV感染症
研究概要

平成9年度は正常人末梢血由来6C2+T細胞の機能検索及び慢性関節リウマチ患者とHIV感染患者における6C2+T細胞の変動の検討を主な目的とし、研究をすすめた。
1:正常人末梢血由来6C2+T細胞の機能の解析
(1)6C2分子を介した増殖反応機構の解析
抗6C2抗体によって誘導されるT細胞の増殖反応はIL-2受容体の発現を伴わず、単球の存在を必要とし、6C2分子にはCD3依性症costimulation活性の無いことが判明した。次年度は細胞内伝達機構の解析を計画している。
(2)血管内皮細胞層通過能
臍帯静脈由来血管内皮細胞を用いた血管内皮細胞層通過能検索の実験系によって、6C2+T細胞に顕著な血管内皮細胞層通過能を認めた。現在、血管内皮細胞層通過能への関与が報告されている数種の細胞表面分子と6C2分子の関連を検討している。
(3)ガングリオシドとしての6C2分子の確定
各種ガングリオシドへの抗6C2抗体の反応性を検討し、6C2分子がGD3であることを確定した。この所見は、GD3合成酵素cDNAの導入によって誘導されるGD3発現の系を用いてさらに確認された。
2:慢性関節リウマチとHIV感染における6C2+T細胞の病態生理機序への関わりの解析
(1)慢性関節リウマチ
関節液由来単核細胞における6C2+T細胞の変動はCD4+細胞に顕著で、上記した6C2+T細胞の有する顕著な血管内皮細胞層通過能が病態に関与していることが示唆された。慢性関節リウマチへの関与が考えられているサイトカインの産生能の検索を次年度に行う。
(2)HIV感染症
CD4+T細胞数が>200/ulのHIV感染患者では6C2+T細胞に増加を認めたが、CD4+T細胞数が<200/ulのHIV感染患者では正常人とほぼ同等であった。続けて、血中HIV量などの病態の指標、またHIV感染に伴うアポトーシスとの関連を検討する。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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