研究課題/領域番号 |
09670601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
栗山 喬之 千葉大学, 医学部, 教授 (20009723)
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研究分担者 |
滝口 裕一 千葉大学, 医学部, 助手 (30272321)
木村 弘 千葉大学, 医学部, 助教授 (20195374)
杉本 尚昭 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
大森 繁成 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
宮沢 裕 千葉大学, 医学部・付属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 肺胞マクロファージ / ベクター / 遺伝子導入 / 遺伝子治療 / 繊維芽細胞 |
研究概要 |
Ex vivoで遺伝子導入を行い、In vivoに導入する検討を行った。外来遺伝子導入のターゲットとして肺胞マクロファージを用いて、Lipofectin法、カルシウム共沈殿法、Electroporation法による遺伝子導入の至適条件を検討した。この検討によりこれらの導入法においてはEx Vivoでの肺胞マクロファージに対する外来遺伝子の発現レベルは低いことが観察された。 一方、臨床応用を考慮し、導入した繊維芽細胞を用いた肺疾患の遺伝子治療の可能性を検討した。本研究では生体内での動態観察の基礎的検討も目的とするため遺伝子発現が一定である必要性がありBalb/cマウス胎児細胞から得られたA31繊維芽細胞株を用いた。A31細胞株にリン酸カルシウム共沈殿法を用いて標識遺伝子としてバクテリア由来β-ガラクトシダーゼ遺伝子(以下β-gal)を導入してA136細胞株を確立した。A136細胞を6週齢のBalb/cマウスに経気管支的ないしは経静脈的に投与して一定期間観察後に(1)肺、心、肝、腎、脾、脳を摘出、蛋白を抽出してβ-gal発現をELISA法を用いた観察(2)各臓器を摘出してHE染色及び導入遺伝子が標織されるβ-gal染色の施行(3)各臓器よりRNAを抽出してRT-PCR法でRNAの発現の観察 を行った。 ELISA法を用いた検討によって、経気管支的投与・経静脈的投与のいずれにおいても肺において導入細胞内の遺伝子の高い発現が確認された。経時的な検討において経気管支的投与を行った場合は約2週間で発現が消失し、経静脈的投与を行った場合は少なくとも3週間後まで比較的高い発現が見られることが判明した。HE染色では肺の炎症を初めとする病理学的な変化は認められなかった。RT-PCR法でいずれの投与法においても肝、脾、脳、腎への発現が見られず本法の安全性が示唆された。
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