• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新しい末梢性髄鞘蛋白の分子生物学的研究及び臨床神経学への分子生物学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 09670643
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

古川 哲雄  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (80134667)

研究分担者 山田 正仁  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80191336)
鎌田 智幸  東京医科歯科大学, 医学部, 助手
和田 義明  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (50182986)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード悪性リンパ腫 / 末梢神経障害 / 末梢神経ミエリン / PO蛋白 / モノクローナル抗PO抗体 / アイソフォーム / 末梢性ミエリン / ゲル電気泳動 / ミエリン / 馬尾 / ウエスタンブロット / 可溶化 / 界面活性剤 / 二次元電気泳動 / 坐骨神経 / mRNA / RACE / ノーザンブロットハイブリダイゼーション / cDNAライブラリー / プラークハイブリダイゼーション
研究概要

悪性リンパ腫に末梢神経障害を合併した患者の血清IgGが認識する抗原の同定を行った.この患者IgGはヒト,ウシ,マウスの末梢神経の分子量35-kdの抗原と反応し,免疫組織化学染色では末梢神経のコンパクトミエリンに反応性を示した.ヒト坐骨神経cDNAライブラリーを作成し患者IgGを用いてスクリーニングを行った結果,独立した3つのクローンを同定し得たが,そのいずれもがミエリンPO cDNAの配列と一致していた.しかしそれらのクローンはいずれもstop codonより下流の3'-untranslational regionに相当していた.次に免疫生化学的に抗原を解析するため,ヒト,ウシの末梢神経からミエリン分画を調整し,このミエリン分画からSDS-ポリアクリルアミドゲルを用いて35-kdの目的とする蛋白を微量精製した.この35-kdの蛋白に対する患者IgGとモノクローナル抗PO抗体の反応性を比較したところ,35-kd蛋白は患者IgGのみならずモノクローナル抗PO抗体とも反応した.以上の結果から35-kd蛋白は末梢性ミエリンに特異的に存在するPO蛋白のisoformの可能性が示唆された.しかし,この35-kd蛋白に対する循環抗体を各種疾患でスクリーニングした結果,末梢神経障害を伴わない悪性リンパ腫の患者血清にも同自己抗体を検出したことから,この自己抗体の末梢神経障害に対する病因的意義は有意ではないと考えられた.

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi