研究課題/領域番号 |
09670756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
盛 英三 東海大学, 医学部, 助教授 (90146598)
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研究分担者 |
阿部 純久 東海大学, 医学部, 講師 (50159430)
安藤 潔 東海大学, 医学部, 講師 (70176014)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | VEGF / 閉塞性動脈硬化症 / 血管新生 / 放射光 / 血管造影 / マイクロスフェアー / アデノウイールス / アデノヴィールス / アデノウイルス / マイクロスフェア- |
研究概要 |
平成11年度の3年間の研究で、マーカー発現遺伝子をアデノウイルスを用いて虚血部心筋に注入できること、同様にアデノウイルスを用いてVEGF発現遺伝子を注入することで虚血部心筋を救済できること、gelatin hydrogelと結合させることにより、アデノウイルスを用いなくても高い遺伝子導入効率がえられることを明らかにした。 平成9年度には、30匹の兎(日本白色種)を実験対象として、マイクロスフェアーを右または左冠動脈内に選択的に注入して心筋虚血を作成した。虚血作成直後の心筋血流分布、壁運動の異常を記録した。虚血1時間後に15匹ではマーカー(大腸菌lacZなど)発現遺伝子を、他の15匹ではヒトVEGF発現遺伝子とマーカー発現遺伝子の両方をアデノウイルスを用いて虚血部心筋に注入した。4週間後に、二回目の心筋血流分布と壁運動の評価を行った。 平成10年度にはさらに動脈硬化症の有無によりどのようにVEGFの効果が修飾されるかを検討した。また、遺伝子導入法の安全性と高率を高めるために、lacZを発現する遺伝子を(プラスミド)をgelatin hydrogelと結合させて兎に下肢動脈閉塞モデルに投与することにより、プラスミド単独投与よりも遺伝子発現期間の延長、VEGF投与による兎の下肢動脈閉塞モデルでも新生血管の評価、心筋内微小血管の心周期中の動態解析、皮膚の微小血管の体温上昇に伴う変化の観察に有効であることを明らかにした。 平成11年度には、過去2年のプロトコールの追加実験を行い、現在論文を作成した。
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