| 研究課題/領域番号 |
09670766
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
循環器内科学
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| 研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
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研究代表者 |
田辺 一彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70197507)
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| 研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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| 研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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| 配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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| キーワード | Erythrocyte magnesium / Nitric oxide / Sleep deprivation / Exercise tolerance / Magnesium administration / Noradrenaline |
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| 研究概要 |
【研究背景および目的】著者らは慢性睡眠不足状態を慢性疲労の一モデルとし、慢性睡眠不足状態では体内マグネシウム(Mg)の指標とした赤血球内Mg濃度は低下し、冠動脈攣縮や不整脈を生じ易くする背景因子となる可能性を報告してきた。本研究では慢性睡眠不足時の体内Mgの低下と血管内皮弛緩性物質である一酸化窒素(NO)の関係から慢性睡眠不足時の血管における生理学的反応について検討した。【方法】対象は健常男性10名(平均22.7歳)で約1ケ月間、通常の60%の睡眠時間が持続した時を慢性睡眠不足時、1週間以上、通常の睡眠時間をとった時を対照とする2状態を作成し、この2状態で安静時血清Mg濃度、体内 Mg動態を反映する赤血球内Mg濃度、および血中NOを測定した。【結果】(1)血清Mg濃度は対照1.9±0.1、慢性睡眠不足時2.0±0.1mg/dlで有意な差を認めなかった。(2)赤血球内 Mg濃度は対照2.7±0.7、慢性睡眠不足時 2.0±0.4mg/dlで慢性睡眠不足時に有意な低下を認めた。(3)血中NOは対照、慢性睡眠不足時で有意な差を認めながったが、対象10名中7名では睡眠不足時に増加する傾向を認めた。(4)血中NOと血清Mg濃度には有意な相関関係は認めなかったが、血中NOと赤血球内Mg濃度には有意な負相関(r=-0.49,p<0.05)を認めた。
【総括】体内Mg動態と血中NO産生には関連があり、体内Mg低下による直接的 NO産生増加機序、あるいは体内Mg低下に基づく血管収縮作用に対して、血中NO産生増加により血管拡張に作用する代償作用の可能性が示唆された。
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