研究課題/領域番号 |
09670847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
須賀 定雄 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (70257616)
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研究分担者 |
吉川 哲史 名古屋大学, 医学部, 助教授 (80288472)
浅野 喜造 (浅野 善造) 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40131180)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 易熱性エンテロトキシン / VZV / 感染実験モデル / マウス / 感染*理 / 液性免疫 / 細胞性免疫 / アジュバント / 感染病理 |
研究概要 |
病原性大腸菌由来の易熱性エンテロトキシン変異毒素(以下LT変異)をアジュバントに用い、BALB/cもしくはICRマウスにVZV岡株を経鼻接種し、VZVの検出、細胞性、液性免疫誘導能を調査した。 1)VZV岡株+LT変異接種例は1回投与後、有意に体重減少し、PCR法により一部の臓器中にVZV DNAが検出された。 2)細胞性免疫は上記混合液を2カ月間隔で3回経鼻投与し、4週後にマウスfoot padにVZV岡株を接種、24時間後foot padの発赤腫脹径を測定し評価した。本投与群は対照群に比較し、著明な細胞性免疫が誘導された。 3)液性免疫は上記混合液を1回もしくは3回(2週、2カ月、6カ間隔)経鼻投与し、4週後にマウスを屠殺、VZV特異的中和抗体測定により評価した。本群1回投与もしくは2週間隔3回投与例では特異的抗体上昇を認めなかったが、2カ月ないしは6カ月間隔3回経鼻接種例では有意な液性免疫誘導能が証明された。 以上よりLT変異には極めて強いアジュバント活性が存在し、VZV感染実験モデルがマウスにおいて作成可能であることが判明した。今後、感染後の各時期にアシクロビルを投与し、VZV感染予防、治療モデルとしても応用可能かどうか検討したい。
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