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IVR低コントラスト改善のためのフィルタK吸収端から最高管電圧までの解析

研究課題

研究課題/領域番号 09670919
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関金沢大学

研究代表者

越田 吉郎  金沢大学, 医学部, 助教授 (90020023)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードIVR / K吸収端 / 低コントラスト改善
研究概要

IVR装置において、低コントラストの組織を描出するには管電圧を低くすれば吸収係数が大きくなりコントラストの変化分を大きくすることができる。しかし、体厚が厚くなればK吸収端から最高管電圧までのエネルギーが増加するので、低コントラスト描出の改善のためにフィルタ材質の解析を行った。
(1) 既存のスペクトル測定装置により、IVR手技中におけるX線透視条件でのx線スペクトルの測定を行い、付加フィルタなしでのファントム厚変化によるX線線質の相違を解析したところ、ファントム自体がフィルタの役目をし、低エネルギーではアクリルのX線透過率が高く、高エネルギーではx線透過率が低い傾向にあった。厳密な比較を行うときにはアクリルに問題がある。
(2) 付加フィルタ装置により、K吸収端までのX線スペクトル解析を行った。アルミニウム、銅、ニオブ、モリブデンの付加フィルタを検討したが、stripping補正しないスペクトルでHubbe11の質量減弱係数を使って求めても減弱の程度を相対的に比較できることが分かった。ニオプやモリブデンは低エネルギーでX線をよく減弱させ高エネルギーでは透過率が高い。アルミニウムは同じ傾向であるが二オブやモリブデンの方が顕著である。銅はこれらの中間であった。
(3) 低コントラスト分解能テストツールにより、低コントラスト領域の示現能とX線スペクトルの関連性を追求した。増感紙のX線透過率を測定したが、40keVから70keVまでの領域ではオルソ系の増感紙がX線をよく減弱(吸収)し、それ以外の領域ではレギュラー系の増感紙がX線をよく減弱させることが分かった。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 越田 吉郎: "付加フィルタによって減弱するX線スペクトル解析のための基礎的検討" 金沢大学医学部保健学科紀要. 22. 101-109 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kichiro Koshida: "A fundamental examination for X-ray spectra analysis attenuating by added filter" Memoirs Health Sci.Med.Kanazawa Univ.22. 101-109 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 越田吉郎: "付加フィルタによって減弱するX線スペクトル解析のための基礎的検討" 金沢大学医学部保健学科紀要. 22巻. 101-109 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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