研究課題/領域番号 |
09671041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小澤 修 岐阜大学, 医学部, 助教授 (90225417)
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研究分担者 |
植松 俊彦 岐阜大学, 医学部, 教授 (50151832)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ストレス蛋白質 / 骨芽細胞 / プロテインキナーゼC / マップキナーゼ / プロスタグランジン / エンドセリン / スフィンゴシン-1-リン酸 |
研究概要 |
骨芽細胞様MC3T3-El細胞において、骨代謝に作用を有する種々の生理活性物質によるストレス蛋白質(heat shock protein,HSP)27の誘導におよぼす影響を検討し、以下の結果を得た。 1. プロスタグランジン(PG)F2α、血管作働物質であるエンドセリン-1(ET-1)およびスフィンゴミエリンの代謝産物であるスフィンゴシン-1-リン酸(SPP)が用量依存的にHSP27の誘導を促進することを高感度イムノアッセイ(EIA)にて見いだした。同時に、PGF2αはHSP27のmRNAの発現を促進することを確認している。 以上、骨芽細胞において種々の生理活性物質がHSP27を誘導することを初めて見いだした。 次にこの結果を踏まえHSP27の誘導における細胞内情報伝達機序の検討を行い、以下の結果を得た。 1. PGF2αはホスフォリパーゼ(PL)Cによるイノシトールリン脂質代謝回転およびPLDによるコリン脂質代謝回転を刺激し、その結果プロテインキナーゼ(PK)Cの活性化を介して、HSP27の誘導を促進することを見いだした。さらにPKCの下流においてMAPキナーゼスーパーファミリーのうちp42/p44MAPキナーゼの活性化が促進的な役割を果たしていることを明らかとした。 2. ET-1はPLCによるイノシトールリン脂質代謝回転およびPLDによるコリン脂質代謝回転を刺激し、その結果PKCの活性化を介して、HSP27の誘導を促進することを見いだした。さらにPKCの下流においてMAPキナーゼスーパーファミリーのうちp38MAPキナーゼの活性化が促進的な役割を果たしていることを明らかとした。 3. SPPはMAPキナーゼスーパーファミリーのうちp38MAPキナーゼの活性化を介しHSP27の誘導を促進していることを明らかとした。
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