研究課題/領域番号 |
09671052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
細田 公則 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (40271598)
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研究分担者 |
小川 佳宏 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70291424)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | レプチン / 脱共役蛋白質3 / UCP / 摂食調節 / エネルギー消費 / 白色脂肪 / インスリン感受性 / 骨格筋 / 肥満遺伝子 / レプチン遺伝子 / レプチン受容体遺伝子 / 肥満 / 遺伝子異常 |
研究概要 |
[目的]レプチン及び、その下流に位置する脱共役蛋白質3(UCP3)の病態生理的意義を検討した。 [方法]肥満の家族歴のある日本人のBMI>30の高度肥満者17名でレプチン受容体遺伝子の全エクソンの構造をダイレクトシークエンス法で決定した。遺伝子多型の頻度を、46名の日本人のBMI>30の高度肥満者と64名のBMI<25の非肥満者でPCR-RFLP法とPCR-SSCP法により検討した。マウスUCP2cDNAとのホモロジーを用いて、ラット骨格筋からUCP3cDNAをRT-PCR法にょり単離同定した。高脂肪食負荷によるラットUCP3遺伝子発現を検討した。遺伝性肥満Wistar fattyラットでピオグリタゾン投与によるUCP3遺伝子発現を検討した。SDラット副精巣周囲白色脂肪初代培養でピオグリタゾンによるUCP3遺伝子発現調節を検討した。 [結果]日本人高度肥満者で、レプチン受容体遺伝子の7箇所の遺伝子多型を明らかにした。すべての遺伝子多型で、非肥満者と高度肥満者の間で有意な頻度の差は認められなかった。ラット骨格筋よりUCP3cDNAをクローニングした。高脂肪食肥満ラットで骨格筋でUCP3遺伝子発現の2.0倍の増加が観察された。ピオグリタゾン投与Wistar fattyラットでUCP3遺伝子発現は副精巣周囲白色脂肪、後腹膜脂肪、褐色脂肪で2.1倍、2.0倍、1.6倍に有意に上昇した。ラット白色脂肪細胞初代培養系でUCP3遺伝子発現はビオグリタゾン10^<‐5>M以上の濃度で、用量依存性に有意に上昇した。 [考察]日本人高度肥満者の大部分ではレプチン受容体遺伝子多型が、肥満の原因ではないことが明らかになった。ラット骨格筋からUCP3をクローニングした。高脂肪食肥満で骨格筋のUCP3遺伝子発現の増加、チアゾリジンによる白色脂肪のUCP3遺伝子発現の増加を明らかにした。
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