研究課題/領域番号 |
09671126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小原 健志 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (90281211)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | LD78 / MIP-1α / ケモカイン / HIV-1 / CCR5 / 遺伝子治療 / 変異体 / CD26 / dipeptidyl peptidase IV |
研究概要 |
本研究により、ヒトLD78(MIP-1α)遺伝子は遺伝子群を形成し、4アミノ酸残基の変異と1アミノ酸残基の欠失をもつ遺伝子が個体間で重複の程度が異なるという極めて大きな個体差があることを見い出した。そのことを利用し、ケモカインの遺伝子治療がHIV-1感染者に有益であるかを検討した。病気進行が遅いHIV-1感染者(長期非進行者)とAIDSに進行したHIV-1感染者(進行者)のLD78遺伝子群を比較する事により、有益な遺伝子を同定する試みを行った。ヒトLD78遺伝子群をN-末端のアミノ酸配列を基にLD78A群とLD78B群に分類した場合、RFLP解析により長期非進行者ではLD78A群が多く、進行者でLD78B群が多いことが明らかになった。このことは、LD78A群遺伝子が有益である事を示唆した。LD78A群とLD78B群の生物学的解析を行ったところ、LD78A群とLD78B群では、ウイルスヘの影響およびCCR5のdown-regulationにおいて大きな差が見い出された。この原因は、N-末端の第二アミノ酸残基の変異による事が明らかになった。このように遺伝子の増幅がHIV-1感染者の病気進行へ与える影響の機序の解析
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