研究課題/領域番号 |
09671186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 (1998) 川崎医科大学 (1997) |
研究代表者 |
大澤 源吾 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (00018368)
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研究分担者 |
佐々木 環 川崎医科大学, 医学部, 講師 (30187124)
除 義之 川崎医科大学, 医学部, 助手 (90235812)
北野 裕一 川崎医科大学, 医学部, 講師 (60177855)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 糸球体上皮細胞 / TGF-B / Cyclin-CDK系 / CKIファミリー / p21、p27 / FGF2 / Osteopontin / Tenascin / BMP7 / 糸球体荒廃像 / Bowman嚢上皮細胞 / 尿細管間質病変 |
研究概要 |
平成9年度 a) 尿細管間質病変形成機序 b) 糸球体管外病変形成機序 平成10年度 糸球体構成細胞周期と成長因子の関係(特にTGF-B) 増殖あるいは傷害刺激下において糸球体上皮細胞の細胞周期調節は、Cyclin-CDK系の解析から細胞周期のG1からS期への移行を抑制しているCKIファミリーのp21、p27の重要な役割が観察された。傷害を惹起するFGF2投与により、糸球体上皮細胞のp27陽性細胞数の変化は観察されなかったが、p21陽性糸球体上皮細胞はPAN腎症、FGF2投与により増加し、多核あるは2核の変成像を示す糸球体上皮細胞が増加し、同時に癒着病変を伴った硬化病変が多数観察された。この結果からS期へ進行し、次いでM期に入った糸球体上皮細胞は、糸球体係締から脱落するものと推測された。 各種の糸球体傷害過程モデルを用いて、細胞外基質増加・細胞増殖・抑制などの多種の作用を有するTGF-Bと、シグナル伝達に関与しているSmadファミリーを組織化学的に解析した。各種糸球体腎炎モデルにおいて、傷害極期には糸球体上皮細胞に共通してTGF-B2やTGF-B3の細胞質内への発現増強が観察された。またシグナル伝達係であるSmadの発現も確認され、各種モデルにおいて、糸球体上皮細胞に対する共通したTGF-Bの発現意義が存在すると推測された。以上の結果を併せて考察すると、TGF-Bの細胞周期調節系との関係、特にp21の誘導等が報告されており、腎糸球体傷害時にTGF-Bを介してp21が誘導され、糸球体上皮細胞の細胞周期に関連して傷害を防止している可能性が考えられる。
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