研究課題/領域番号 |
09671198
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
|
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
仁志田 博司 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80104553)
|
研究分担者 |
高嶋 幸男 国立精神・神経センター, 所長 (70038743)
中林 正雄 東京女子医科大学 (70114585)
高橋 尚人 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (50197159)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
|
キーワード | trace element / stable isotope / neutrone capture analysis / neonate / SIDS / calcium / ^<13>C breath test / trace elements / helycobacter pylor / meonate / trace mineral |
研究概要 |
最終年度であり、4年間の研究のまとめの年とした本研究の主たる目的は、生体内の微量元素の測定の医学的応用であった。当初は放射化分析により、生体内の微量元素を個体発生の各時期に測定し、その変化と発生学的・発育学的特異点を見つけることを目的とした。しかし方法論は確立したが、生体サンプルの収集が困難であるところから、主たる研究内容は、方法論の検討となった。その中で家族の同意を得て解剖時の組織片を利用することのできた5例の乳児の突然死例において、放射化分析を行ったところ、乳幼児突然死症候群のグループにそれ以外のグループよりもカルシウム濃度が高いことが示された。今後のこの分野の研究の道を開く手掛かりとなるものと考えられる。また、生体中に微量にしか含まれないが、traceとしては重要である安定同位元素の中で、^<13>Cを用い新生児・乳児の肝機能および消化管機能の測定を行う基礎的な検討を行った。安定同位元素を標識した化合物を投与した後の呼気を収集して測定する^<13>C呼気テストは安全かつ簡便であり、今後のベットサイドの生体に対する種々の測定のtraceとして有用であることが確認された。
|