研究課題/領域番号 |
09671229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
芝 英一 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90215997)
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研究分担者 |
塚本 文音 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70303964)
〓本 卓司 大阪大学, 医学部, 医員
すぎ本 卓司 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 乳癌 / 薬剤感受性試験 / 抗癌剤 / 抗癌剤感受性 / E2 / TAM / PgR / PCR / PTHrP / MPA / Coamplification / Medroxy Progosterone-Acetate / Endocrine Therapy / Breast Cancer |
研究概要 |
1. 乳癌根治術で得られた乳癌組織に、24時間種々の内分泌療法剤を作用させ、培養組織中の副甲状腺ホルモン関連蛋白(PTHrP)のmRNAの発現量を定量したところ、E2やタモキシフェン(TAM)ではPTHrPの発現量には変化を認めなかったが、MPAでは有意の現象を認めた。PTHrPは骨転移に関与することから、TAMに比べてMPAが骨転移を阻害することが予測された。また本研究が乳癌の薬物療法の治療動果が予測可能であることを明らかにした。 2. 上記の実験系でprogesterone receptor(PR)のmRNAの発現量を定量したところ、ER陽性乳癌組織ではE2、TAMの添加により増加したが、ER陰性乳癌では変化が認められず、PRの発現はERを介して誘導されることを明らかにした。本研究により、乳癌組織を24時間培養することにより、薬剤感受性の予測が可能であることを実証した。またPTHrPの発現量はMPAにより抑制されることから、乳癌組織中にPTHrPの発現量が高く、術後骨転移の可能性が高い症例に対する補助ホルモン療法にはMPAが有用であることを明らかにした。 3. 進行再発乳癌患者16例より少量の腫瘍組織を採取し、コラーゲンドロップ(CD-DST)法により腫瘍の抗癌剤感受性を評価した。次に、このCD-DST法の結果と臨床効果との相関を検討した。化学療法としては、CE療法(CPA600mg/m^2+Epirubicin 60mg/m^2,every 3wks,n=11)、TXT療法(Docetaxel 60mg/m^2,every 3wks,n=5)を施行した。抗癌剤の臨床効果に対するCD-DST法のpositive predictive valueは72.7%(8/11)、negative predictive valueは100%(5/5)、diagnostic accuracyは81.3%(13/16)であった。以上の結果からCD-DST法は進行再発乳癌の抗癌剤感受性の予測に有用であることが示唆された。本法によって再発進行乳癌の治療効率の向上を目指せるものと考える。
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