研究課題/領域番号 |
09671239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
大村 東生 (1998) 札幌医科大学, 医学部, 助手 (30295349)
岡崎 稔 (1997) 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30160667)
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研究分担者 |
渡辺 直樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10158644)
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
秦 史壯 札幌医科大学, 医学部, 助手 (70291557)
八木橋 厚仁 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40260757)
岡崎 亮 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50213921)
大村 東生 札幌医科大学, 医学部, 助手 (30295349)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | テロメラーゼ / TRAP法 / テロメラーゼ関連遺伝子 |
研究概要 |
テロメラーゼ活性測定を癌診断に応用することを目的として、昨年度は、非放射性プローブを用いたテロメラーゼ活性測定法を開発し、その感度試験を行った。ヒトテロメラーゼ-のRNA componentであるhTRが、1995年にクローニングされ、Northern blotting、RT-PCR法などで解析が試みられている。しかし、hTRを測定することの臨床的意義については未だ統一した見解が得られていない。そこで、本年度は、hTR測定の臨床的意義を明らかにするため、蛍光色素を用いた定量的PCR法であるTaqMan RT-PCR法を開発した。hTRおよびGAPDHのプライマーとプローブはhTR(F):5'-GGTGGTGGCCATTTTTTGTC-3'、hTR(R):5'-CTAGAATGAACGGTGGAAGGC-3'、hTR(Probe):5'-CGCGCTGTTTTTCTCGCTGACTTTC-3'、GAPDH(F):5'-GAAGGTGAAGGTCGGAGT-3'、GAPDH(R):5'-GAAGATGGTGATGGGATTTC-3'、GAPDH(Probe):5'-CAAGCTTCCCGTTCTCAGCC-3'を使用した。プローブはFAMとJOEの2種の蛍光色素でラベルし使用した。シグナルの検出は、ABI Prism 7700 sequence Detectorで行った。膵癌細胞株MIAPaCa-2、ASPC-1を用いた検討ではRNAの初期鋳型量を正確に検出できた。更に従来法に比べ、短時間でありContaminationが起こりにくく、プローブを使用することにより特異性が高く、かつ定量的であった。また、この方法は、テロメラーゼ関連遺伝子hTERT、およびTEPImIRNAの検出に応用できることから、テロメラーゼ活性とテロメラーゼ関連遺伝子の関係を明らかにするために有用な方法であると考えられた。
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