研究課題/領域番号 |
09671252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
高見 博 帝京大学, 医学部, 教授 (10146714)
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研究分担者 |
中村 佳代子 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20124480)
久保 敦司 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
花谷 勇治 帝京大学, 医学部, 講師 (20129604)
小平 進 帝京大学, 医学部, 教授 (00110015)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 副甲状腺機能亢進症 / 副甲状腺摘出手術 / 術中局在診断 / 99mTc-sestamibi / ガンマ・プローベ / 副甲状腺摘出術 / ^<99m>Tc-sestamibi |
研究概要 |
方法 術前に画像診断にて単発腺腫と判明している6名の副甲状腺機能亢進症症例に対し、患側頸部検索を全身麻酔下に施行した。手術当日早朝にスキャンを受け、約2時間後に手術を開始した。 一方、初回手術後持続性高カルシウム血症が見られる2症例は共に両側の頸部検索が行われている。今回の手術前に、99msestaMIBI740Mbqを静脈注射した。注射後、15〜20分で撮影後、手術を全麻下に施行した。術直前に皮膚上よりガンマプローベにて局在を再確認した。皮膚を切離しながら、ガンマ プローベをあてて、集積の強い部分へと進んだ。 結果 腺腫の存在する部位の集積は6.8 gamma counts per sec(thousand))明らかに高かった。他の部位は4.6gamma counts per sec(thousand))であった。さらに、皮膚弁を作成してから測定すると放射能活性はさらに強まった。腺腫は21分後に摘出された。摘出時、8.2gamma counts per sec(thousand))は摘出直後には3gamma counts per sec(thousand))まで低下した。術後の血清カルシウム値は6例全例正常化した。 術後の持続性高カルシウム血症症例2例の局在は1例目が右総頚動脈と迷走神経の間の腺腫と甲状腺上極背面に埋没した腺腫、2例目が左食道背面の腺腫であった。術後、血清カルシウム値とPTH値は正常化した。 手術室の放射能の汚染については、術者のガウン、ドレープ、手袋などについて測定したが、感度は極めて低く、異常値は認められなかった。
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