研究概要 |
新生内膜肥厚を抑制する治療法としてのPhotodynamic therapyが注目されている.そのなかでも新生内膜肥厚に強く関わる平滑筋細胞とマクロファージを選択的に標的とするLigandの有用性について検討してきた.また光感受性物質HPDは光線過敏法などの副作用やヘモグロビンの吸収帯と重なることから血管系の治療に使用しずらい面があった.しかし最近の第二世代Photosensitizer(PS)の中で注目されているものにChloroaluminium sulfonated phthalcyanine(Pc)やMono-L-aspartyl chlorine e6(NPe6)があり,Pcと新生内膜肥厚(IH)治療の有用性が報告されている.ligand結合Chlorine e6の結果をふまえ,実際に応用の可能性の高いPSであるPcにLigand結合させ検討した結果,Pcはphotosensitizerとして効果的に機能し,Free-Pc群と比較しIHにより強い細胞傷害を与えることが解り,scavenger reccpter targeting photodynamic destrucionの有用性が示唆された.上ている.今後freeのNPe6の有効性及びNPe6は血中でアルブミンと1:1で結合が得られることから,mal-BSA+NPe6の投与によるPDTとの比較検討をすすめる予定である.
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