研究課題/領域番号 |
09671293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
松本 由朗 山梨医科大学, 医学部, 教授 (20159156)
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研究分担者 |
藤井 秀樹 山梨医科大学, 医学部, 講師 (30181316)
小林 正史 FACULTY OF MEDECINE,YAMANASHI MEDICAL UNIVERSITY,DEPARTMENT OF SURGERY,ASSISTANT (00273045)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 肝硬変 / 肝再生 / クッパー細胞 / サイトカイン / NFκB / 硬変肝 |
研究概要 |
申請者等の研究目的は、肝切除後の肝再生の機序を分子生物学的に明らかにし、続いて、種々の付加が加えられた(肝膵同時切除、硬変肝など)場合の切除後の肝再生不良に対する治療法の開発である。 今年度はラットの肝膵同時切除モデルを開発し、70%肝切除に加え、50%の膵切除を付加し、その肝再生について検討した。その結果肝切除のみの群に比べて、大量膵切除を加えると、明らかに肝エネルギーレベルの低下が著しくかつその低下が遷延し、ざらにBrdUによる免疫染色の解析では、S期細胞が明らかに減少しており、肝再生が著しく遅延していることが明らかとなった。また電子顕微鏡により残存肝の超微細構造を検索したところ、膵大量切除を併施した群では、lipid depositが著明であり、更にミトコンドリア膜の破綻を示すと考えられるmyelin figureの像が著明に認められ、肝切除に大量膵切除を付加することにより、ミトコンドリアが物理的に障害され、その結果肝エネルギー産生が低下し、脂質代謝ならびに肝再生が抑制されるとの結果を得た。 また一方、血中IL-6が肝切除単独群に比べて、膵切除付加群で優位に高値であることを明らかにし、これらIL-6が肝非実質細胞であるkuppfer細胞をプライミングし、活性化されたkuppfer細胞からのスーパーオキサイドが肝ミトコンドリアを障害しているとの仮説に基づいて、現在、上述の肝膵同時切除モデルにおいて、kuppfer細胞の活性化抑制作用を有するGadolinium chlorideを投与し肝再生の機序にいかなる変化が生じるかを、検討しているところである。
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