研究課題/領域番号 |
09671298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
梛野 正人 名古屋大学, 医学部, 講師 (20237564)
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研究分担者 |
佐野 力 名古屋大学, 医学部, 助手 (60303632)
上坂 克彦 名古屋大学, 医学部, 助手 (20283434)
宮地 正彦 愛知医科大学, 講師 (80242874)
神谷 順一 名古屋大学, 医学部, 講師 (70194975)
二村 雄次 名古屋大学, 医学部, 教授 (80126888)
金井 道夫 名古屋大学, 医学部, 助手 (50242871)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 経皮経肝門脈枝塞栓術 / 三区域門脈枝塞栓術 / Ipsilateral approach / 門脈・肝動脈塞栓術 / 門脈血流速度 / 超音波Doppler検査 / 肝再生 / Apoptosis / 肝門部胆肝癌 / 胆嚢癌 / 肝切除術 / 術後肝不全 |
研究概要 |
【臨床的研究】1)三区域門脈枝塞栓術の開発とその臨床応用:門脈右枝を穿刺して同枝を塞栓する方法(ipsilateral approach)を発展させ、肝の三区域の門脈枝を塞栓することを可能とした。肝右三区域門脈枝塞栓術では左内側区域、右前区域および右後区域の三領域が、一方、左三区域門脈枝塞栓術では左外側区域、左内側区域および右前区域の三領域が塞栓されるので、肝の右あるいは左三区域切除術の術前処置として有用である。三区域門脈枝塞栓術の開発により、肝の三区域切除が安全に行えるようになった。2)門脈+肝動脈塞栓術の開発とその臨床応用:肝機能不良例で対する手術適応を拡大するために、門脈塞栓術に加え肝動脈をも塞栓する方法(double embolization)を考案し、大量肝切除の適応を拡大した。3)超音波Doppler検査による塞栓術後門脈血流速度の評価:術前の門脈血流速度に対する術後旧目の血流速度の増加の程度は、非塞栓葉の再生肥大の程度と良く相関することを明らかにした。4)塞栓術後の肝動脈血流の変化に関する検討:門脈塞栓術後における塞栓葉と非塞栓葉における肝動脈血流の変化についてAngio-CTを用いて検討し、門脈枝塞栓術後には、ほぼ瞬時に非塞栓葉の肝動脈血流が低下し、一方、塞栓葉の動脈血流が増加することを画像的に証明した。 【基礎的研究】1)非塞栓葉の再生肥大に関する検討:ラットを用いた実験から、塞栓術後の非塞栓葉の再生肥大は肝切除後の残存肝のそれとほぼ同様であることを明らかにした。2)塞栓葉の萎縮に関する検討:ラットを用いて門脈枝塞栓術後の塞栓葉における萎縮のメカニズムを検討し、塞栓葉の萎縮はnecrosisではなくapoptosisによることを明らかにした。さらに、apoptosisに先立って塞栓葉における肝細胞の核内リン脂質に変化が生じ、これがapoptosisの重要なmediatorである可能性を示した。
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