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低転移性癌細胞株の転移性獲得に関する増殖因子,接着分子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09671332
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

甲斐 敏弘  自治医科大学, 医学部, 講師 (40260830)

研究分担者 黒木 昌寿  自治医科大学, 医学部, 助教授 (90215096)
曳野 肇  自治医科大学, 医学部, 助手 (60296126)
竹田津 文俊  自治医科大学, 看護短期大学・教務部, 教授 (90254937)
宮田 道夫  自治医科大学, 医学部, 教授 (90048976)
川上 正舒  自治医科大学, 医学部, 教授 (40161286)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードER-1 細胞 / ER-pP 細胞 / TGF-β / TGF-β 受容体 / VEGF / 癌転移 / ER-1細胞
研究概要

我々は SHR ラット由来の乳癌細胞株(ER-1 細胞)に注目し検討している.ER-1 細胞は局所での増殖のみで肺転移は起こさない株であるが,異物反応によって高度に浸潤,肺転移を起こす株が樹立されたこと,また TGF-β1 の添加培養により浸潤能,肺転移能を獲得するという性質がある.本研究の目的は,ER-1 細胞と肺転移株(ER-pP1,2,3細胞),TGF-β1 添加培養株との間の増殖因子.接着分子等の相違を明らかにすることである.ER-1細胞と肺転移株とでは,免疫染色上 TGF-β 受容体のは発現に相違が見られ,可溶性 TGF-β 型受容体添加においても ER-1 細胞の細胞増殖が見られ,ER-1 細胞が肺転移株と異なり TGF-β1 に制御を受けうる可能性を示した.また,VEGF の発現については,northern blotting において,低酸素刺激による発現増強がいずれの細胞にも認められたが,両細胞群間での発現の相違は見られなった.TGF-β1 添加培養株のnorthern blotting による検討で,TGF-β1 は添加培養後第30日前後において発現の亢進が見られたが,むしろ TGF-β1 無添加状態になって第1,2週目で強い発現が見られ,その後通常レベルに復した.また,E-cadherin,PCNAの発現に関しては相違は見られなかった.ER-1 細胞と肺転移株との間には,TGF-β1 や VEGF の発現の違いが関わっている可能性が考えられた.さらにこれらの細胞株間の遺伝子は発現の相違に関して,cDNAsubtraction による検討を行っている.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T. Ksi, et al.: "Cytokines, Cholera, and the Gut"IOS Press. Amsterdam. 362 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. Kai, et al.: "Cytokines, Cholera, and the Gut."IOS press. Amsterdam. 362 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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