研究課題/領域番号 |
09671333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
安西 晴幸 (安西 春幸) 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30193098)
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研究分担者 |
門倉 正樹 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80224559)
松本 隆 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (00219502)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 胃癌 / in situ hybridigation / Epidermal growth factor / basic fibroblast growth factor / E-cadherin / Matrix metalloproteinase 2 / 予後 / 再発 / in situ hybridization / Matrix metalloprotinase 2 / VEGF / IL8 / 総合的進行程度 / gastric cancer / EGFR / bFGF / Collagenase |
研究概要 |
癌細胞の増殖に関与するEGFR(Epidermal growth factor receptor)、血管増殖因子であるbFGF(basic fibroblast growth factor)、 VEGF(vascular endotherial growth factor)、 IL8、細胞外マトリックス分解酵素であるMMP2(matrix metalloproteinase 2)、細胞外接着いんしである ECD(E-cadherin)、を選択し、進行胃癌を対象としてin situ hybridization法により再発死亡との関連を検討した。各Probeの発現強度はLuzex-FS画像解析装置により、poly dT probeにより評価される細胞内の総mRNAを100とし、各probeのmRNA発現強度を求めた。 1、EGFR>bFGF> ECD>Colの順で再発死亡に関与していた。これらEGFR、bFGF、ECDの発現強度を比例ハザードをもってscore化するとscoreが10以上では60%の症例で再発していた。 2、癌浸潤に関与するMMP2とECDの比(M/E比)を検討すると再発死亡群:1.4、生存群:0.9であり、C/E比が1以上では11例中9例(82%)が再発死亡していた。 3、対象を61例にまで増やし、MMP2とECDとの発現について検討すると、そもにこの二つは同一病期内の予後不良症例を鑑別することが可能であるが、M/E比は総合的進行程度と関連を認めるとともに、M/E比ではより正確に予後不良症例を鑑別することが可能であった。 4、これら遺伝子間の発現の関係において、EGFRとbFGF、bFGFとColの発現に強い正の相関が、EGFRとECDの発現では逆相関を認めた。 5、VEGF、 IL8の発現は低く、十分な評価が行われなかった。
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