研究課題/領域番号 |
09671364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 真人 (1999) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60302684)
田中 修 (1997-1998) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30251309)
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研究分担者 |
宮地 鑑 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (40281703)
今中 和人 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80282672)
田中 修 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (30251309)
大塚 俊哉 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80262004)
末松 義弘 東京大学, 医学部・附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 触角センサー / myocardial stiffness / 心筋保護 / 触覚センサー / 局所心筋機能 / 心筋の硬さ / Langendorf潅流 / stiffness / 心筋 |
研究概要 |
[背景]局所の心筋収縮能の評価は臨床的に極めて重要である。我々はin situにおけるmyocardial stiffnessの正確な測定を可能とすべく新しい触覚センサーシステムを開発した。また我々は以前、このセンサーによって測定されたmyocardial stiffnessが局所の心機能の正確な定量化のために非常に有用な指標であり得ることを報告した。本研究において、我々は冠状動脈狭窄症モデルを使用し、冠動脈血流量が減少することによる局所のmyocardial tactile stiffnessを調べた。[方法]15〜17kgの雑種犬5頭を用い、myocardial tactile stiffness、冠動脈血流量、左室圧と左室体積を測定した。baselineのmyocardial stiffnessを測定した後、balloon occluderで冠状動脈動脈の狭窄症を作成した。[結果]冠状動脈血流量をベースラインレベルの50%もしくは25%に減らすことにより、左室収縮末期時のmyocardial stiffnessは2.20の±0.16g/mm2から2.05の±0.20g/mm2(p<0.05)へ、2.21の±0.16g/mm2から1.96の±0.18g/mm2(p<0.01)に各々低下した。同様に、左室拡張末期時のmyocardial stiffnessは1.29の±0.15g/mm2から1.39の±0.14g/mm2(p<0.01)へ、1.30の±0.16g/mm2から1.46の±0.14g/mm2(p<0.05)に各々増加した。[結論]局所のmyocardial stiffnessは、冠動脈血流量の減少した状況における局所の心機能の変化を検出するに極めて有用な指標であると考えられた。
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