研究課題/領域番号 |
09671408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
平戸 政史 群馬大学, 医学部, 講師 (00173245)
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研究分担者 |
高橋 章夫 群馬大学, 医学部, 助手 (60261856)
根岸 正敏 群馬大学, 医学部, 助手 (80272235)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Parkinson's disease / rigid-akinesia / tremor / central(thalamic) pain / depth microrecording / PET scan / functional MRI / Gamma Knife / termor / n. ventralis intermedius / depth microrecorking / central(thalamic) / trigeminal neuralgia / Parkinson‘s disease / nucleus ventralis intermidius / primary motor area / central(thalamic)pain / supplementary motor area / thalamocortical tract |
研究概要 |
Parkinson病(PD)固縮、寡動例では、髄液中のドーパミンの低下と前頭葉皮質局所糖代謝の低下との間に相関のあることが示された。後腹側淡蒼球手術施行例において、一側手の連続拇指対立運動に際しての局所脳血流の増加量を指標とすると、随意運動に際し大脳皮質運動野、補足運動野の機能が維持されている例では、良好な手術結果が得られた。又、脳深部電気活動記録では、淡蒼球内節自発発射活動が高頻度、高振幅を呈した例で手術結果が良好であった。すなわち、PD固縮、寡動例では全体に前頭葉皮質機能が低下しているが、随意運動に際し運動野、補足運動野の機能が維持され、淡蒼球内節自発発射活動が活発な例では、淡蒼球内節活動の是正により固縮、寡動症状の改善が得られることが示唆された。PD振戦例では振戦対側の大脳皮質中心溝前部にspot状の局所糖代謝、脳血流の増加を認めるが、この部位は対側の拇指感覚刺激時の局所脳血流増加部位の直前方で、連続拇指対立運動時の局所脳血流増加部位と一致することから、大脳皮質一次運動野であることが示された。これらの例ではPET scan、functional MRIにより、視床後外側部においてspot状の信号上昇(局所脳血流上昇)を認め、脳深部記録では同部(視床腹中間核)で末梢の振戦に同期する規則的群化放電を認めることから、振戦の維持、伝達には視床腹中間核、及び大脳皮質一次運動野が重要な役割を演じていることが示唆された。 視床痛例では視床感覚核病変前方、視床底部、皮質中心溝付近において感覚受容に変化が生じ、刺激に対し広範かつ過剰な反応を生ずることが視床痛の成因となっていることが示唆されている。熱凝固、Gamma Knifeを用いた治療により、視床感覚核病変、および病変周囲のこの異常活動を是正すると除痛が得られることから、これらの仮説が裏付けられる。
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