研究課題/領域番号 |
09671425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田宮 隆 岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (50252953)
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研究分担者 |
小野 恭裕 (小野 泰裕) 岡山大学, 医学部, 助手 (40294409)
松本 健五 岡山大学, 医学部, 助教授 (10190521)
古田 知久 岡山大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30181457)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | アデノウイルス / 遺伝子治療 / 脳腫瘍 / cytosine deaminase / 5-fluorocytosine / 5-fluorouracil / 薬剤感受性遺伝子 / uracil phosphoribosyltransferase / adenovirus vector / brain tumors / gene therapy / chemosensitivity gene / retrovirus vector / E.coli gpt gene / 6-thioxanthine |
研究概要 |
昨年度までに、CAGプロモーターを用いたアデノウイルスベクターの遺伝子導入の有効性と、この遺伝子導入法を用いた悪性脳腫瘍に対する5-fluorocytosine(5-FC)/cytosine deaminase(CD)遺伝子療法の有効性、問題点を検討してきた。今年度は、この遺伝子治療をより優れた方法とするために、CD遺伝子とUracil phosphoribosyltransferase(UPRT)遺伝子の2つを用いた薬剤感受性遺伝子治療を検討した。UPRT遺伝子を腫瘍細胞に導入すると、5-FUからFUMPの代謝が亢進し、より強力な抗腫瘍効果が発揮される。UPRT遺伝子を持ったアデノウイルスベクター(AdexCA-UPRT)を用い、9L細胞で検討した。まず、in vitroでCDとUPRT遺伝子を同時に腫瘍細胞に導入し、それら遺伝子か発現し十分作用していることが確認した。5-FCに対する感受性は、CDとUPRTの両方の遺伝子導入の場合、コントロールに比べ、約3000倍に増加し、またCD遺伝子単独導入よりも感受性の増加が認められた。また、このシステムに強いbystander effectがあることが認められた。in vivoでは、ラット9L脳腫瘍モデルを用いて、AdexCA-CD、AdexCA-UPRT及び5-FC投与を行い、長期生存の検討、ならびにMRIによる腫瘍サイズの計測を行い、治療群の長期生存と腫瘍の縮小が認められた。これらの結果より、悪性脳腫瘍に対し、5-FC/CD+UPRT遺伝子治療は非常に有用と考えられた。 これらの結果は、Human Gene Thearpy,2000,January、Cancer Gene Therapy,2000,Januaryに掲載された。
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