研究課題/領域番号 |
09671450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
松野 彰 帝京大学, 医学部, 助教授 (00242058)
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研究分担者 |
田村 晃 帝京大学, 医学部, 教授 (80111532)
田中 秀樹 帝京大学, 医学部, 助手 (50276713)
長島 正 帝京大学, 医学部, 教授 (70217991)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | antisense oligonucleotide / グリオーマ / 遺伝子療法 / 微小管付随蛋白 / 増殖抑制 |
研究概要 |
微小管のdynamicsに関わる蛋白である、微小管付随蛋白 microtubule-associated protein(MAP)をantisense oligonucleotideにより抑制することにより、ラットC6グリオーマの増殖を抑制しうるかという点について検討した。〈方法〉微小管付随蛋白の代表的なものの一つであるMAP1Aの翻訳開始部位近傍の塩基配列に対する21merのantisense phosphorothioate oligonucleotideを合成し、in vitroおよびin vivoでC6グリオーマ細胞にLipofectinと共に投与した。陰性対照実験として、sense oligonucleotideおよびscramble oligonucleotideを投与した実験を行った。in vitroではcolony forming assayにてin vivoではラットの生存期間によりその効果を判定した。〈結果〉MAP1A antisense phosphorothioate oligonucleotideは、sense,scramble oligonucleotideのいずれに対しても有意にC6グリオーマ細胞のコロニー形成能は減少させることが示された。またin vivoでのMAP1Aに対するantisense oligonucleotide投与群ではsense,scramble oligonucleotide投与群に比し、ラットの有意な生存日数の延長がみられた。さらにin vivoでoligonucleotideを投与したC6グリオーマ細胞を回収し、flow cytometryによりantisense,sense,scramble oligonucleotide投与の各群で細胞周期の同定を行ったところ、MAP1Aに対するantisense oligonucleotide投与群ではsense,scramble oligonucleotide投与群に比し、有意なG1 arrestが生じることが示された。〈考察〉細胞分裂時に重要な役割をはたす微小管のdymanicsに関与すると考えられる微小管付随蛋白の発現抑制はグリオーマ細胞の増殖を抑制しうる可能性があると考えられた。またin vivoでもグリオーマ細胞の増殖を抑制しうる可能性があると考えられた。さらにその増殖抑制の機序がG1 arrestである可能性が示された。
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