研究課題/領域番号 |
09671514
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
西田 淳 岩手医科大学, 医学部, 講師 (20198469)
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研究分担者 |
嶋村 正 岩手医科大学, 医学部, 教授 (70162691)
阿部 正隆 岩手医科大学, 医学部, 教授 (70048271)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 屈筋腱損傷 / 腱・腱鞘再建 / 腱・腱鞘間滑動抵抗 / excursion resistance / tendon / pulley / Excursion resistance / Tendon-pulley interaction / fendon pnlley interaction / pulley reconstruction |
研究概要 |
腱・腱鞘間滑動抵抗の観点から、切断手による腱鞘再建モデル(in vitro study)、犬による腱鞘再建(in vivo study)、切断手による腱再建モデル(in vitro study)、犬の腱再建モデルに対するヒアルロン酸投与の効果(in vitro study)、切断手の腱再建モデルに対するヒアルロン酸投与の効果(in vitro study)の研究を行った。 本研究の結果、一般にひろく行われている長掌筋腱や、足底筋腱の移植は滑膜外腱であるため、腱・腱鞘間滑動抵抗の観点からは、再建材料として滑膜内腱に比し不利であることが明らかとなった。また一般に滑膜外腱と考えられている総指伸筋腱の腱・腱鞘間滑動抵抗は伸筋支帯部では滑膜内腱と差がないことが明らかとなり、移植材料として有用なことが明らかとなった。一方、ヒアルロン酸投与により滑膜外腱の腱・腱鞘間滑動抵抗は有意に減少し、コントロールである深指屈筋腱と有為差が無くなった。 滑膜外腱は、移植材料として摘出しても機能障害が残存することは少ないことから、ヒアルロン酸等の薬物投与による滑膜外腱の腱・腱鞘間滑動抵抗の軽減をはかる方法の開発が今後の課題である。
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